富士通株式会社、株式会社日立製作所、大日本印刷株式会社ユーシーカード株式会社は、11月よりWWW上でデジタルコンテンツ販売の実証実験を行なうと発表した。

　出版社と協力し、文書や画像をデジタル化して販売することにより、少額決済の有効性や、不正コピー対策などを検証する。実験は通産省およびIPAが支援する。

　大日本印刷が、販売モール「BookWorld」を構築・運営し、コンテンツ制作を行なう。富士通と日立製作所は、SET/SECEに準拠した決済システムを提供。ユーシーカードは、クレジットカード決済を担当する。実験は、ユーシーカードが進めているオンライン決済実験「 UCサイバーネットクラブ」の会員を対象とする。

　デジタルコンテンツは、暗号化して流通させる。有効期限などの利用条件が設定でき、コンテンツ提供者の希望する形でのコンテンツ販売が可能になるという。

　現在決定しているコンテンツは、講談社の「週刊モーニング」、月刊誌「現代」、JTBの「るるぶ」、「キネマ旬報」。このほかにも図鑑や地図、ファッション、コミックス、専門書などさまざまなジャンルのコンテンツを予定しており、複数の出版社と交渉中とのことだ。

◎問い合わせ先
・富士通株式会社 ソフトウェア事業本部 ECプロジェクト開発推進統括部
TEL 045-473-3707 ／Email info@ec.cs.fujitsu.co.jp
・株式会社日立製作所 EC推進センタ
TEL 03-3763-2411 ／Email ec-info@comp.hitachi.co.jp
・大日本印刷株式会社 C&I総合企画開発本部 C&I企画開発センター出版企画開発室
TEL 03-5225-8816 ／Email Ueno-M2@mail.dnp.co.jp
・ユーシーカード株式会社 EC事業部 サイバーネットクラブモニター係
TEL 0120-109-232 ／Email monitor@uccard.co.jp

('98/9/18)

[Reported by junko@impress.co.jp]