■URL
http://www.express.infoseek.com/
検索サービスのInfoseekは、複数検索エンジンを一挙に検索できるデスクトップツール「Express by Infoseek」を発表した。上記サイトから無料でダウンロード可能だ。
Express by InfoseekはWWWブラウザーを利用して複数の検索サイトを横断検索できるようにするツール。インストールするとブラウザーの右上に「Express」のボタンが組み込まれ、クリックすると検索ページを表示する。利用できる検索エンジンは、Infoseekのほか、「Yahoo!」「AltaVista」「Excite」「HotBot」「Lycos」「WebCrawler」の主要検索エンジン7つ。キーワードを1度入力するだけで、全ての検索エンジンを使った検索ができるほか、チェックボックスを「ON/OFF」することで任意の検索エンジンを選んで利用することもできる。
また、「Top News」「Weather」といったカテゴリーに分けられたサイトから検索することも可能、USA TodayやTV Guideなど100以上のサイトがカテゴリー別に掲載されている。例えば、CDを買いたい場合「Buy Music」を選ぶと「Music Boulevard」や「CDnow」などのオンラインCDショップがリストアップされ、アーティスト名や曲名を入力すると目当てのページを検索するというしくみだ。なお、カテゴリーはカスタマイズも可能。
従来から、各検索エンジンを横断検索できるサイトがあったが、Express by Infoseekでは、いくつか特徴的な点がある。まず、その使い勝手だ。「検索画面」「検索結果リスト」「検索結果の表示」の表示を同一画面内でタブで切り替えるようになっているので、サイトのリンクをたどっているうちにどんどん進んでしまい、検索結果リストへ戻るためにブラウザーの「戻る(back)」ボタンを押し続けるといった作業が不要だ。また、検索結果リストでは、入力したキーワードを強調表示するなど細かい点でも気が利いている。ほかには、検索結果ページの画像などのデータをバックグラウンドでダウンロードしておき、表示を速くするといった工夫もされている。
なお、Express by Infoseekは、WWWブラウザー「Internet Explorer」「Netscape Navigator/Communicator」に対応しているが、Netscapeの場合、現在見ているページの関連ページを表示する「What's Related」の機能が搭載された「Communicator 4.5PR1」以降のバージョンでは、What's RelatedボタンとExpressボタンが重なって表示される不具合があるので、どちらかを外すように設定する必要がある。
現在、Express by Infoseekは英語版のみとなっている。インフォシークジャパンによると、日本語版については具体的な時期は決まっていないが、各検索サイトとの連携のもとにサービスの提供を検討しているとのこと。
('98/9/24)
[Reported by okiyama@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]