米下院商業委員会は24日、インターネット上のポルノなど子供に有害な情報を禁じる「子供オンライン保護法案」を承認し、下院本会議へ送った。本会議は近く圧倒的多数で可決するとみられる。米上院は既に同様の法案を準備しており、法律として制定される見通しだ。
米議会は'96年にインターネット上のわいせつ情報を禁じた通信品位法を可決したが、昨年6月に米最高裁が「同法は言論の自由を侵す」として違憲判決を下したため、新たな法案作りを目指していた。
通信品位法が政府や芸術関係も含めてすべてのインターネットで「子供・未成年者に有害な情報」を禁じたのに対して、子供オンライン保護法案は営利目的のポルノサイトなどに対し、アクセスする者に成人であることを証明させるよう義務づけている。
('98/9/25)
[Reported by masaka@impress.co.jp]