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【新サービス】

コジマ、プロバイダー4社のアクセスポイントを自由に使える接続サービス開始

■URL
http://www.kojima.net/

 家電量販店の株式会社コジマは、メールサービスとローミングサービスを組み合わせたインターネット接続サービス「Kojima・Net」を12月1日より開始する。10月30日より、コジマ全店舗、通信販売にて予約受付を開始。

 Kojima・Netは、メールサービスとプロバイダー4社の協力によるローミングサービスを組み合わせたもの。メールサービスでは、ユーザーに「ユーザー名@kojima.net」というアドレスが発行され、通常のメールソフトで利用できるほか、ホームページでメールの送受信ができる「WWW上メール送受信機能」や届いたメールを携帯電話やPHS、ポケベルに転送する「携帯端末メール整形転送機能」がある。すでにプロバイダーと契約しているユーザーでも利用可能で、料金は、入会金1,000円、年会費2,000円。また、オプションとして、ホームページからFAXの送信ができる「WWW上ファックス送信機能」、ホームページでFAXの受信ができる「WWW上ファックス受信機能」も別途料金で用意されている。

 またローミングサービスは、契約時にもらうユーザーIDで、同社と提携したプロバイダー4社のアクセスポイントが利用できるというもの。料金は、上記基本料金のほか、利用したプロバイダーの設定した接続料金がかかる。
 
Kojima・Netで利用できるプロバイダーと料金体系、アクセスポイント数は次の通り。
プロバイダー名
料金体系
アクセスポイント
KDD Communications(KCOM)
月2,000円(固定制)
33カ所
NTT PC Communications(InfoSphere)
A地域5円/分、B地域8円(従量制)
124カ所
iPASS
月500円+5円~33円/分(従量制)
2,715カ所
PIAS NET
20円/回(従量制)
53カ所


 このサービスでは、使用状況、料金設定などを見比べながら、その都度プロバイダーを選ぶことができるのが特徴だ。使用プロバイダーは、接続するアクセスポイントによって決定する。KCOMを選んだ場合、その月は固定の料金が発生するが、InfoSphereやiPASSなどの場合は、接続ごとに使った分だけ課金されるしくみだ。なお、iPassは、海外接続サービスを提供しており151カ国、2,715カ所のアクセスポイントを利用できるほか、NTTパーソナルがPHS向けにアクセスポイントを提供するPIAS NETも利用できるなど、接続する場所や接続形態など様々な場合に対応できるようになっている。

 基本的にはローミングによるサービスだが、通常他のネットワークを利用した場合に割高になる料金が、例えばKCOMの場合、定額3,000円のところ2,000円となっている。また他の3社についてもほぼ通常の料金体系と同一になっている。コジマでは、KCOMの場合、接続サービスを「まとめ買い」し「安く仕入れることができた」たため、ユーザーにも安く提供できるとしている。本業である家電販売と同じ方法を使っており、同社では「プロバイダー接続サービスの流通革命」としている。

('98/9/29)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp