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【サービス】

Microsoftがコミュニティサービスを提供
管理者付きで暴走を抑制

■URL
http://beta.communities.msn.com/
http://www.microsoft.com/presspass/press/1998/Sept98/MSNWebpr.htm

 Microsoft社は29日、ポータル事業の一環としてコミュニティサービスを今秋の終わり頃までに立ち上げると発表した。現在、プレビュー版が公開されている。

 「MSN Web Communities」と呼ばれるこのサービスは、これまで同社がMSNの会員向けにのみ提供してきた約70のコミュニティサービスに、Expedia.comやMicrosoft Investor、Computing Centralなど、同社がWeb上で展開してきた分野別のコミュニティサービス約50を加え、会員以外でも無料でアクセスできるようにしたもの。約120のコミュニティごとに最新ニュースが提供されるほか、チャットを楽しんだり、関連するニュースグループに1クリックでアクセスしたりできるようになっている。

 また、他のWebを利用したコミュニティサービスと異なるのは、それぞれのコミュニティに管理者がいること。まとめ役がいない無料の掲示板サービスでは、無責任な発言が訴訟にまで発展するケースも出てきており、パソコン通信で一般的なやり方を選択した同社の方針は、こうした現状においては無難なところかもしれない。

 なお、チャットサービスは専用のActiveXコントロールを利用したりと、かなりInternet Explorer用にカスタマイズされている。IRCクライアントを用意すれば参加できなくもないが、別のアプリケーションを立ち上げなければいけないというところは、ポータルとして減点の対象となる。

('98/9/29)

[Reported by yuno@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp