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【業界動向】

シェア拡大の鍵はAOLへの売り込み?

■URL
http://www-db.aol.com/corp/news/press/view?release=440
http://www.real.com/company/pressroom/pr/98/aol.html
http://www.macromedia.com/macromedia/proom/pr/1998/aol_flash.html

 AOL(America Online)が何を選ぶか――。シェアを拡大しようとするソフトウェアベンダーにとって、世界最大のプロバイダーであるAOLの存在は無視できなくなってきている。

 RealNetworksは28日、AOLが会員向けにこれから3ヵ月かけて配布する専用の接続ソフト「AOL 4.0 for Windows」(英語版)を含むCD-ROMの中にRealPlayer 5.0がバンドルされると発表。さらに翌29日にはMacromediaが、FlashとShockwaveのプレーヤーがバンドルされると発表した。1,300万のユーザーを抱えるAOLに標準ソフトとして採用してもらうことにより、これらのソフトウェアベンダーは一層のシェア拡大を期待しているのだ。

 その効果のほどは、先日発表されたIDC(International Data Corporation)のブラウザーシェア調査の結果(本誌9月30日号参照)に表われている。MicrosoftはAOLに標準ブラウザーとしてInternet Explorerを採用させることに成功し、このAOLブラウザーを含むシェアでNetscapeを僅かながら逆転した。

 AOLジャパンによれば、「AOL 4.0」の日本語版は年内にリリースされる予定。まだ正式に決定したわけではないが、基本的には英語版と同じ配布形態となる見通しだという。

('98/9/30)

[Reported by yuno@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp