Click Here

【イベントレポート】

「WORLD PC EXPO 98」に、ひときわ大きなブース

NTTドコモ、次世代移動体通信システム「W-CDMA」をアピール

 NTT移動通信網(NTTドコモ)のブースでは、携帯電話やポケベルを利用した通信サービスと、NTTパーソナルから引き継がれるPHSサービスをあわせて展示。「ポケットボード」をはじめとしたモバイル端末をまとめて見られるブースとなっている。

 これら既存のサービスにも増して力を入れていたのが、同社の推進する次世代移動体通信システム「広帯域CDMA(W-CDMA)」だ。W-CDMAでは、ISDNと同等の品質で384kbps(静止時は2Mbps)のデータ伝送が可能で、動画像データの伝送も十分に対応できるとしている。参考出展されていたくつかのW-CDMA端末でも、動画像の表示を想定したものとなっている。「モバイルビデオウェブホンD」は、幅が22cm、奥行が30cm、厚さが13cm、重さが6.5kgの移動テレビ電話。詳しいスペックはまだ不明だが、伝送速度は128kbpsで、インターネット接続や、テレビ電話とWebのシンクロも可能だという。ブースでは、これを利用した遠隔医療のデモが行なわれていた。このほか、現在の携帯電話をひとまわりほど大きくして大型のカラー液晶画面を搭載したような「ビジュアルホンP」、PCカード型の端末なども展示されていた。

('98/9/30)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ

ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp