千葉県の幕張メッセで開催されているパソコン関連の展示会「WORLD PC EXPO 98」で、日本アイ・ビー・エムは、ホームページ作成ソフトの最新版「ホームページ・ビルダー2000」を参考出展した。Dynamic HTMLとCascading Style Sheet(CSS)に対応したほか、従来のバージョンから大幅な変更が加えられている。
メインツールとなる「ホームページ・ビルダー」では、ウインドウが大きく3分割されており、WYSIWYGによるページのプレビュー画面、サイトのディレクトリ構造、画像やJavaアプレットなどの部品リストを同時に表示する。従来、別々のツールとして提供されていた「リンクみるだ~」と「コンテンツマネージャ」が統合された形になったわけだ。また、これも別ツールだった「フレームエディタ」も統合され、フレームを切ったページもプレビューウインドウで確認できるようになり、使い勝手が大幅に向上している。FTPもホームページビルダー上から行なえるようになった。
従来通り別ツールとして提供されるアニメーションGIF作成ツール「ウェブアニメータ」には、中間画像の自動作成機能が追加。ロゴやボタンを作成するツール「ロゴデザイナー」は、ペイントツール機能などが追加された「ウェブアートデザイナー」へと進化している。
日本アイ・ビー・エムでは、今回のバージョンアップは単なるツールの追加ではなく、メインツールの大幅な改良が行なわれたこともあり、「4.0」ではなく「2000」の名称を付けたという。ホームページ・ビルダー2000は、11月中旬に1万4,800円で発売予定。10月後半にも正式にアナウンスをするとしている。
('98/9/30)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]