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【業界動向】

NECとNTT-LS、日本SVRフォーラムを設立
インターネットの3Dコンテンツの普及を促進

■URL
http://www.jsc.nttls.co.jp/

 NECとNTTラーニングシステムズ(NTT-LS)は9月30日、インターネットにおける3Dコンテンツの活性化を目的とした団体「日本SVRフォーラム(JSC)」を設立したと発表した。米Superscape社が開発した「Super Virtual Reality(SVR)」フォーマットを利用した、バーチャルモールなどの実用的な3Dコンテンツに関する情報の提供、利用促進を図っていく。講演会やセミナーの開催、メールマガジンの発行などを活動内容とし、2年間で約100社、5万人の会員登録を目指す。

 インターネットで3Dコンテンツを扱うフォーマットとしてはVRMLが普及しているが、SVRはファイル容量が100KB前後と極めて小さいのが特徴だという。SVRによるコンテンツは、Superscape社が無料で配布しているプラグイン「Viscape」をインストールすることで表示可能だ。なお、Superscape社はSVRとあわせてVRMLもサポートする方針を明らかにしており、新バージョンの「Viscape Universal」では、両フォーマットのデータを表示することができるようになっている。

 NECは以前、SVRをサポートしたオーサリングソフトを発売。NTT-LSでも、SVRによるWebサイトを制作した実績を持っている。今回開設したJSCのホームページ自体も3Dモールによる表示が取り入れられているほか、NTT-LS制作のSVRサイトへのリンクも用意されており、SVRをすぐにでも体験できるようになっている。

('98/10/1)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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