株式会社アイネス、NTTソフトウェア株式会社、日本ヒューレット・パッカード株式会社、メモレックス・テレックス株式会社は、電子決済分野で提携したことを明らかにした。
今回の提携により、VISA Cashなどの複数のスマートカードに対応した、企業と消費者間の電子取引のインフラを提供する「コンシューマオープンセンター」(COC)を共同開設する。VISA Cashのほか、モンデックス、プロトンなどに標準対応しているHP/VeriFone社のシステムVeriSmartを使い、スマートカードの読みとり端末「パーソナルATM(PATM)」と、VISA Cashのリロードセンターへの接続サービスを開始する。運営開始は11月中旬を予定。これが導入されれば、家庭でも電子マネーのリロード(充填)が行なえるようになり、ATM設置店へ出向く手間が省ける。なお、ほかの電子マネーのリロードセンターへの接続サービスも順次提供する予定だ。
賛同企業として、VISAインターナショナルや住友クレジットサービス、渋谷の実験参加企業などがある。具体的なことには明らかにされていないが、現在行なわれている渋谷の実験や来年予定されている新宿の電子マネー実験などでも導入される予定とのことだ。
('98/10/5)
[Reported by junko@impress.co.jp]