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■URL
http://tohan.gsquare.or.jp/ (10月15日オープン)
出版流通大手のトーハンは12日、同社の運営する書籍情報サイト「本の探検隊」で新サービスを開始すると発表した。オンラインショッピングの機能を強化するとともに、出版情報を個々のユーザー向けにカスタマイズして提供するサービスも開始する。これにともない同サイトは、NTTの運営するショッピングモール「G-square」に移転、10月15日から新サービスを提供する。
オンラインショッピングでは、商品の追跡機能を追加。注文した書籍の出荷状況を「出荷準備中」「10月15日書店出荷」「在庫切れ」などの表示で確認できる。トーハンの専門書在庫4万5,000点を対象に検索・注文が可能で、注文した書籍は最寄りの書店の店頭で購入できる。加盟書店は全国に770店あり、一部の書店では送料別で宅配サービスも行なっている。
情報提供サービスでは、会員制の「新刊パトロール」と「出版ホームページクリップ」を追加する。ユーザーは読書の趣向などを登録するだけで、あとは検索ロボットが登録情報を元に新刊データや出版関連ホームページを巡回。ユーザーの趣向に合った情報のみを選んで、電子メールまたは会員専用の「マイホームページ」で紹介してくれる。マイホームページは、ユーザーがIDとパスワードを入力することでアクセス可能。出版情報の閲覧のほか、注文品の追跡確認もこのページで行なうようになっている。会員登録は当面の間、無料だ。
このほか、エージェント（代理人）機能を利用したあいまい検索機能、専用ビューワーソフト「CyberBook」による書籍データのオフライン閲覧機能なども追加。「ベストセラー情報」「週刊ブックレビュー」などの既存コンテンツも充実化が図られる。
トーハンでは、ユーザーの趣向や購入情報をデータベース化することで「ワン・トゥー・ワン」マーケティングによるセールスプロモーションを展開。販売面での効果を検証しながら、インターネットを利用した新たな販売システムの構築を目指す。将来的には、電子決済や電子コンテンツ販売などへも事業を拡大するとしている。
('98/10/12)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]