■URL
http://www.valueclick.ne.jp/
バリュークリックジャパン株式会社 ジョナサン・ヘンドリックセン社長 |
同社のサービスは、バナー広告の露出回数ではなく、クリック回数を保証するという独特のもの。日本でも今年4月から運用を開始しており、売上は1ヵ月に75%の割合で伸びているという。
同社では現在、ニフティや「この指とまれ!」など、500サイト程度の契約サイトを保有している。これらのパートナーサイトには、1クリックにつき1~20円の報酬が支払われる。個人サイトでも同社の審査をパスすれば広告を掲載することが可能だが、同社にはサイトの内容を審査する「バリュークリックポリス」と呼ばれる専属スタッフがおり、サイト運営者自身による不正行為のチェックも行なっているという。
現状では、全ホストサイトを使った「ValueClick Web+」、長期・大量出稿向けの特別プラン「ValueClick Partner」、日米同時掲載が可能な「ValueClick World」、アンケート調査プラン「ValueClick Market Research」の4つのプランが用意されている。例えば、Web+の場合、2,000クリック保証で18万円(1クリック90円)、1万クリック保証で75万円(1クリック75円)という料金体系となっている。また、11月には法人化記念キャンペーンも予定している。
なお、米ValueClick社は12日、音声入りバナー広告を開始すると発表している(本誌10月14日号参照)。日本向けのサービスも年内にはスタートする見込みだ。
ニフティ株式会社 小宮正克氏 |
同氏は、同社のポータル戦略には、会員をニフティのコンテンツに導くこと、会員をインターネットに導くこと、インターネットユーザーをニフティのコンテンツに導くこと、の3つのポイントがあると説明。
この中で同社のサイトにおける各コンテンツごとのインプレッション比率が紹介され、半数以上が同社サービスの会員のホームページで占められていることが紹介された。これについて同氏は、「ValueClickの窓口となり、会員の中から広告掲載の希望者を募ることも考えている」と語った。「ただし、強制的なものではない」としている。
('98/10/14)
[Reported by yuno@impress.co.jp]