■URL
http://home.netscape.com/download/index.html (ダウンロード)
ftp://ftp.netscape.com/pub/communicator/4.5/english/ (ダウンロード)
http://home.netscape.com/eng/mozilla/4.5/relnotes/windows-4.5.html (Windows版リリースノート)
http://home.netscape.com/eng/mozilla/4.5/relnotes/mac-4.5.html (Macintosh版リリースノート)
http://home.netscape.com/eng/mozilla/4.5/relnotes/unix-4.5.html (UNIX版リリースノート)
Netscape Communications社は、WWWブラウザーを中心とするクライアントツール「Communicator」の最新版「4.5」の正式版(英語版)を公開した。WWWまたはFTPより無償でダウンロードできる。
Windows 32bit版(base_install版、complete_install版、professional版)、Macintosh PPC版(complete_install版、professional版)、UNIX各プラットフォーム版(complete_install版、professional版)が用意されている。Windows 16bit版やMacintosh 68k版は用意されておらず、Netscape社ではリリースノートで、「それらのプラットフォームにはCommunicator 4.07がある」とコメントしている。
Communicator 4.5は、Netscape社のサイト「Netcenter」との連携を強化した「Smart Browsing」が主な特徴。URL欄からキーワードを入力して検索する「Internet Keywords」や、表示されているページの関連ページを表示する「What's Related」、Netcenterにある各個人のスタートページに飛ぶボタン「My Netscape」などが加わっている。これらの機能は、先に正式版としてリリースされている「Communicator 4.07」にも取り入れられている。
また、メールクライアント「Messenger」も大きく変更。ニュースリーダー機能が統合され、画面も3ペイン構成になった。アドレス帳も強化。IMAPやLDAPのサポートも強化されている。
ほか、PalmPilotシリーズと設定やデータを共有する「Roaming」機能や、スケジューラー「Calendar」、ネットニュース記事のオフライン用ダウンロード対応、Javaのパフォーマンス向上などが謳われている。
さらに、Windows 98などのIE統合環境にCommunicator 4.5をインストールするときには「デフォルトのブラウザーにするか?」「Netcenterをスタートページに変更するか?」「Netcenterを検索エンジンとするか?」などを尋ねられる。インストールが終わると、スタートメニューに「Netscape SmartUpdate」が登録されるほか、タスクバーのランチャー機能「クイック起動」に「Navigator」「Messenger」「Composer」が登録される。Windows 98にIE 4が組み込まれ、それによるインターネット連携が強化されていることへの、Netscapeとしての対抗策といえる。
('98/10/17)
[Reported by masaka@impress.co.jp / shin-s@cyberdude.com]