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http://home.netscape.com/ja/
Netcenterの日本語版が20日、正式にオープンした。これにあわせてNetscape Communications社から国際ネットセンター事業部副社長のリンダ・ローレンス氏と、インターナショナル・クライアント・プロダクツ部門ディレクターのローラ・イーシーズ氏が来日、その概要を説明した。
今月14日には米国で同様の発表が行なわれていたが、国内における提携先が発表された。キーワード検索サービスについては、ローカルサーチパートナーとしてFreshEye、gooが、国際的サーチパートナーとしてExcite、Infoseek、Lycosがそれぞれ紹介された。また、カテゴリー検索ではExciteと提携、毎日デイリーニュース・インターネットやバーゲン・アメリカ、プライム・ダイレクトが日本向けのコンテンツを提供する。広告については電通と手を結んだ。
また、NetscapeはCommunicator 4.5の日本語版を11月6日にリリースすることも明らかにした。Smart Browsing機能を中心にNetcenterとの連携が図られており、リリース時までには「Internet Keywords」等のサービスを日本語でも問題なく利用できるようにするとしている。このほか、Address Bookで複数の言語を同時に処理できるようになったり、Communicator 4.5 with Enterprise Calendaring(従来のProfessional Editionに相当)付属のスケジュール管理ツール「Calendar」の日本語化が初めて図られたりするなどしている。
Netscapeでは、ポータルとしてのNetcenterと、クライアントソフトとしてのCommunicatorを組み合わせ、新たなビジネスモデルを開拓しようとしている。世界を16のテリトリーに分け、それぞれの地域で同様の形でビジネス展開を考えている同社だが、とりわけ日本市場を重要なものと捉えているという。これについてローレンス氏は、「米国以外で最大の市場である日本は魅力的。広告や電子商取引などの分野において、ビジネスチャンスは今後も拡大するだろう」と語った。
('98/10/20)
[Reported by yuno@impress.co.jp]