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http://www.jup.com/jupiter/press/releases/1998/1020a.html
Jupiter CommunicationsとNFO Interactiveが行なった調査結果によると、オンラインで買い物をしない多くの人たちの理由は、しばしば指摘されるようなセキュリティーの問題ではないことが分かった。
調査結果によると、オンラインにいる65%の人が、見るだけ、あるいは店に入ることもしない人たち。さらに、見るだけの人の45%、店に入らない人の84%が今後1年以内にオンラインでの購入意志がない。そして、その多くの人たちが買わない理由としてあげたのが「値段」だった。見るだけの人のうち77%が、店に入らない人のうち64%が、大幅な値引きがあれば購入する意欲が増すと答えている。
しかし、オンラインショップのメリットは目先の売り上げだけにあるわけではない。例えば、オンラインで時間を過ごす多くの消費者は、購入意欲のある製品についての情報をオンラインで得ようとしている。車、家具、衣類、家電と言った商品のオンラインでの売り上げは芳しくないものの、それぞれ48.7%、36.2%、35.9%、35.8%の人がオンラインで商品知識を得ていることが分かっている。
米国の家庭の43.1%が年収6万ドルなのに対して、オンラインで時間を過ごす家庭の内65%が年収10万ドルを超えている。調査を行なったJupiterのEvan Cohen氏は「全面的に値段を引き下げるべきでもないが、戦略的に値段を下げることは今までオンラインで購入しなかった人を購入する人に変えることができるかもしれない」とコメントしている。
('98/10/21)
[Reported by Taiga Aoki / Hiroyuki Et-OH]