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【ソフトウェア/電子商取引】

ソニーマーケティング
オンラインでのソフト販売用サーバー製品を発売

■URL
http://www.previewsystems.com/

 ソニーマーケティング株式会社は21日、米Preview Systems社と国内販売総代理店契約を結び、ソフトウェアのオンライン販売用のサーバーソフト群「ZipLock ESD System」の国内販売を開始すると発表した。

 ESD(Electronic Software Distribution)は、インターネットなどのネットワークを通じて電子的にソフトウェアを流通させることを指す言葉。ZipLock ESD Systemは、それを可能にするシステム。「ZipLock ESD Server」「ZipLock ESD Gateway」「ZipLock Commerce Builder」の3つのモジュールで構成される。

 ESD Serverは、販売情報やユーザー情報などを格納し、システム全体を管理するサーバーソフト。Windows NT 4.0およびSolaris 2.5.1上で動作する。

 ESD Gatewayは、決済システムとESD Serverを繋げるサーバーソフト。Microsoft社のSite Serverや、Open Market社のTransactなどのコマースサーバーへのインターフェイスが標準装備されている。また、日本向けにCAFISのインターフェイスも用意することも検討しているという。Windows NT 4.0およびSolaris 2.5.1上で動作する。

 Commerce Builderは、ソフトウェアの中に動作を制限するモジュールを埋め込むツール。ユーザーはESD Server経由でキーを購入することで、この制限を外すことができる。試用の可否・期間等を設定できるようになっている。Commerce Builder自体はWindows 95/98およびNT 4.0上で動作するが、Macintosh用ソフトを扱うことも可能だ。

 価格は上記3モジュールが揃った標準システムで600万円~。発売は11月中旬からとなる予定。ソフトウェア会社や販売会社、プロバイダー等に売り込んでいく。

 今年9月に発表されたIDCのレポート(本誌9月17日号参照)によれば、ESDの世界市場は2001年までに59億ドル規模に成長する見通し。ソニーマーケティングでは、「日本にどれほど定着するかは未知数」としながらも、この市場を積極的に開拓していく意向だ。

◎問い合わせ先
ソニーマーケティング株式会社
情報システムマーケティング本部
システムビジネスマーケティング部
エレクトロニックディストリビューション課
TEL 03-5792-2338

('98/10/21)

[Reported by yuno@impress.co.jp]


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