現在の電話回線のままで、光ファイバーに近い高速伝送ができる技術「xDSL」について、郵政省は27日、実用化に向けて省令改正などの環境整備に乗り出すことを決めた。xDSLは米国で既にサービスが始まっており、日本でもNTTや四国電力系の通信会社が実用化に向けて技術試験を開始している。郵政省は今回の決定で早ければ'99年1月から実際の導入が可能になるとしている。
xDSLは、普通の音声通信では使用しない高周波数帯を使ってデータを伝送する。このうち「ADSL」は、利用者から電話局までの上り回線よりも、下り回線のスピードが速く、Web閲覧などで大量の情報を取り込む際に利点がある。
('98/10/27)
[Reported by masaka@impress.co.jp]