■URL
http://www.worldnic-jp.com/
株式会社アスキーは、米Network Solution社(NSI)、CSKネットワークシステムズ株式会社と共同で、オンラインで「.com」などのドメイン登録ができるサービス「WORLDNIC-JP」を開始する。これは「.com」「.net」「.org」のドメイン名登録を行なうNSIに対して、アスキーが公式窓口として登録の仲介をするというもの。ドメイン登録の手続きはすべてオンラインで行なわれる。サービスの開始は10月30日から。
サービスは3種類用意されている。内容は次の通りサービス名 | 内容 |
ドメイン名登録 | すぐにサーバーを構築することができ、IPアドレスを取得済みのユーザーが対象。ドメイン名登録は2年間有効。料金80ドル。 |
ドメイン名登録+ドメイン名保管 | 登録したドメイン名ですぐにサーバーを運用しないユーザー対象。登録、保管期間はそれぞれ2年間。料金119ドル |
ドメイン名登録+転送サービス | すでに会社や契約プロバイダーにWWWページやメールアカウントを持っているユーザー対象。登録ドメイン名へのアクセスを既存のURLへ転送する。また、登録したドメインを使ったメールアドレス(5つ以内)宛てのメールを指定したメールアドレスに転送する。 登録期間は2年間。転送サービスは1年間有効。料金は、ドメイン名登録80ドルと転送サービス料9,800円 |
上記の上2つのサービスは従来からNSIで提供しているものと同じだが、すべて日本語表記のページから登録できるのがWORLDNIC-JPサービス最大の特長と言えそう。また、転送サービスは、NSIのサービスにアスキーが独自のサービスを組み合わせたもの。なお、WORLDNIC-JPでは、ユーザーに対して日本語のサポートも行なう。
現在「.com」ドメインなどの一般的なトップレベルドメイン(gTLD:generic Top Level Domain)については、米商務省とのドメイン管理委託業務によりNSIが独占的に管理しているが、契約は2000年9月30日までとなっている。NSIでは、2000年以降もドメイン登録業務を進めていくとしているが、それ以降は複数業者による「.com」ドメインの登録が可能になり、NSIも登録業者の一つということになる。また、「.shop」「.web」などの「新gTLD」の準備も進んでおり将来的にgTLDドメイン登録の窓口は広がっていきそうだ。
なお、アスキーでは、「.jp」ドメインとの比較において「.com」ドメインの取得のしやすさをユーザーにアピールしていく方針。国別ドメインである「.jp」を取得するには、日本ネットワーク情報センター(JPNIC)の審査が必要で、1団体で複数ドメインの登録は原則的に認められていないが、gTLDは無審査、1団体で複数登録可能であることをあげ、会社やサークル、製品のPR用に独自のドメインを取得することが容易であるとアピールしている。
◎問い合わせ先
WORLDNIC-JP事務局
TEL 03-3989-8111
E-MAIL info@worldnic-jp.com
('98/10/29)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]