■URL
http://www.netscapesucks.com/
アダルトサイト「WhiteHouse.com」のオーナーDan Parisi氏は、Netscape Communications社を相手取って訴えを起こす構えだ。
WhiteHouse.comは、米大統領官邸のwww.whitehouse.govとアドレス名を似せることにより、タイプミスした人を誘導、トラフィックをのばしてきたことで有名なアダルトサイト。最近ではスター独立検察官の報告書を元にしたパロディーを載せるなど、ホワイトハウスを意識した紙面構成で話題となっている。
問題となっているのは、Netscapeの最新ブラウザーCommunicator 4.5に新たに搭載されたスマートブラウジング機能。Netscapeでは「正確なアドレスの代わりにキーワードを入力するだけでWebサイトを探し出し、見たくないサイトを除外してくれる」と、この新機能について宣伝してきた。例えば、「whitehouse」と入力すると、以前表示されていたwww.whitehouse.comではなく、www.whitehouse.govが表示される。
Parisi氏は「この機能が自分のサイトが表示されるという法的権利を侵している」としてNetscapeに書簡を送り、さらに、この機能が大企業のインターネット支配につながるとして、同様の問題を抱えている人に共に戦うよう呼びかけている。
('98/11/9)
[Reported by Taiga Aoki]