■URL
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/news/1998/Dec/21.html
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/Products/telcom/NV/s30/s30.html
富士通株式会社は、ISDNルーター「NetVehicle」シリーズの新機種「NetVehicle-S30」を12月22日に発売する。99,800円。「NetVehicle -fx3」の上位モデルに当たり、広域企業の小規模営業所や店舗などでの利用を想定している。
NetVehicle-S30では、複数の接続先を利用できる「マルチホーミング接続」をサポートしたのが特徴。企業で、支店からのインターネット接続を本社経由で行なっている場合、本社回線にトラフィックが集中してしまったり、基幹業務で使うべき本社との回線がふさがれてしまったりすることがあった。NetVehicle-S30ではマルチホーミング接続をサポートすることにより、社内の基幹業務は社内ネットワークで、外部への接続はISDN回線で、といった振り分けを可能にする。富士通では、従来DNSサーバーを立ち上げて振り分けていたことをISDNルーターだけでできるようにした業界初の機能と謳っている。
NetVehicle-S30の機能としてはほかに、出荷時の状態のまま回線へつなぐだけでリモートセットアップできる「イニシャルセットアップ」や、SNMPによる遠隔監視などリモート監視・メンテナンス機能などが挙げられている。
('98/12/21)
[Reported by masaka@impress.co.jp]