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サオリ姉さんのSurfin'USA
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今週のお題目(97/02/13)

  1. Black History Month
  2. ネット情報で賢い車購入
  3. スターウォーズ復活


Black History Month

多種多様の民族が共存するアメリカでは、同国人が集まる地域でそれぞれの国の伝統やしきたりに従ったお祭を行うことが多い。日本街の「桜祭」、中華街の「旧暦新年」、ユダヤ人の「ハヌカ」など、それぞれの文化の紹介に貢献すると共に、その国にルーツをもつ人々にとっては自国文化への誇りの再認識と団結の場ともなっている。そんな中、歴史上その位置付けが長期に渡って不明確であった黒人の祭が「Black History Month」として2月いっぱい行なわれている。これは、アフリカ系アメリカ人のアメリカへの貢献を認識するため、1976年に全国的に制定されたもので、米国各地で映画祭・音楽祭・講演会などの形をとって祝われる。この時期には、これらに関連する話題を特集として扱った出版物やドキュメンタリー形式のテレビ番組などが数多く見受けられるようになる。

こうしたアメリカ国内の事情については、インターネットでも窺い知ることができる。例えば、Yahoo!の関連カテゴリーでは、歴史に関する学術サイトに混じって、大手出版社やテレビ局のサイトが目立つ。

TIME WARNER社のPathfinderでは、「Celebrating Black History Through The Ages」と題して、同社の持つ出版物の多様性を生かした企画が組まれている。SAVOYギャラリーと呼ばれるバーチャル美術館での黒人芸術家作品群、投票による「20世紀最も影響を与えた黒人」とそれぞれの人物解説、60年間に渡って黒人の歴史を撮り続けたAustin Hansenの写真集などが収められている。

CNNのサイトでは、「Net時代のBlack History Month」と題し、ネット上で行われるイベントや新たにオープンする関連サイトが紹介されている。また、百科事典のBritannica出版では「The Britannica Guide To Black History」として、同社の持つ膨大な歴史データベースを使い、詳細な黒人史を年代を追って閲覧することが出来る。黒人社会をテーマに情報提供を続けているNetNoirでは「NetNoir's Black History Month 1997」なるページを設け、音楽、スポーツ、芸術と多岐に渡った現在進行中の行事を紹介している。

長期に渡って抑圧されつつも、政治、音楽、スポーツの世界で多くの軌跡を残し続けているアフリカ系アメリカ人。豊富な資料を集約した「Black Hitory Month」は、その文化背景を知るまたとない機会だ。


ネット情報で賢い車購入

スーパーボウルは、アメリカで最も視聴率の高い番組。そのため、CMにも目の玉が飛び出すような値が付くことで知られる。大企業のCMに混じって、今年は「Intel MMX」や「Yahoo!」などのスポットが目立つようになり、コンピュータ産業、あるいはインターネット産業の発展ぶりを窺わせる。

なかでも話題騒然だったのが「autobytel.com」のCM。同サイトで欲しい車を選び、ディーラーと連絡をとるというサービス。スーパーボウルの観客は、車ディーラーとしては格好の客層だが、中小企業ではほとんど無謀とも言えるスーパーボウルのCM枠を、一つのインターネットビジネス会社が買い取ったことから注目を集めた。

アメリカで車を買うのはとても手間のかかる作業。ディーラーは一様に強引なセールス文句で迫ってくる上、最後まではっきりしない付属条項が多く、店頭での交渉に費やされる労力は相当なもの、というのが一般的な意見だ。買う方が購入希望車の価格帯を把握していない場合、ディーラーの「思うツボ」という不安感もある。

それに対し、この「autobytel.com」は、メディアでも頻繁に取り上げられる人気サイト。欲しい車の車種、年代、色、装備、ローン情報などを指定し、参加ディーラーの在庫の中から該当車を探す。納得する車が見つかり、購入を希望すれば、そのディーラーから連絡がくるというシステム。このサイトで、それらの情報を把握しておけば、少なくとも不当な価格を押し付けられることは避けられる。また、多少距離が離れていても、該当する車を安い価格で販売しているディーラーが見つかれば、お腹を空かせた子供たちにディナーの一つでも食べさせてやれるかもしれない。値が張る商品なだけあって、消費者のリサーチサイトとしても人気のあるサイトである。

しかし、このように注目されるサイトを大企業が指をくわえて見ているわけがない。自動車購入情報に関するサイトが、このところ増えてきた。ADP社がYahoo!やNetscape Communicationsと提携して中古車情報を提供する「AutoConnect」、Microsoft社の「CarPoint」など、大手も次々と同種のサービスを開始した。消費者としては、自動車だけに限らず、より数多くの商品に関する情報サイトが増えてくれれば文句はない。


スターウォーズ復活

「スターウォーズ」が帰ってきた。

20年前、壮大なスケールと奇想天外なストーリーやキャラクターで世界中を虜にしたジョージ・ルーカスの「スターウォーズ」三部作が、米国全土の劇場で第1部「New Hope」(1月31日)、第2部「The Empire Strikes Back」(2月21日)、第3部「Return of the Jedi」(3月7日)と連続公開。1月31日の初日のために、水曜日から寝袋持参で並んでいる青年をはじめ、劇場のまわりを何重にも取り巻くヒト、ヒト、ヒト、…。久々に古き良き劇場時代が戻ってきたかのようだ(私は一体いくつなんだ?)。新聞、雑誌テレビでも「Star Wars Returns」の話題でいっぱいだ。

さて、この三部作「The Star Wars Trilogy」。オリジナルとはどう違うのか?

ルーカス自身は、「20年前、技術不足で映像に出来なかった部分をやりなおした」とサンフランシスコのテレビ番組の特集インタヴューに答えていた。三部作の再編は、予想以上に大変なものだったらしく、オリジナル・フィルムも汚れと色褪せで、そのままでは使い物にならず、1コマずつスポンジで洗うことから始めたそうだ。その上でサウンドのリマスターや画像の発色改良を施したのだという。結局、全部で3年もかかったらしい。

しかし、なんと言っても見逃せないのは、「ジュラシックパーク」で完成されたCG技術を使った、オリジナル版には登場しない新キャラクターが続々登場するというところ。アメリカでは、今年の1月から既にビデオ販売されているが、迫力と音響を楽しむためにはやはり劇場。「WIRED」の2月号によると、なんでも、ルーカスは2年前から新作を書いているらしく、ファンとしては、これを楽しむためにも、この三部作を劇場で見ておきたい。

また、随所に音声や映像ファイルが隠れているオフィシャルサイトでは、Jediとしての知識テストゲーム、Death Starの攻撃法を選んで行くゲームなど、大の大人になってしまったオリジナルファンから、古き良き時代を知らない子供たちまで、幅広く楽しめる作りとなっている。なお、スターウォーズ、スタートレックなどのSFものは、インターネットが普及し出した当時から人気ページ。例えば、Yahoo!の中には、9カテゴリー、1,000以上のスターウォーズサイトが登録されている。中には、熱烈なファンによる充実した情報サイトも多い。探し出すと、止まらなくなるかも。しばらく眠れない夜が続きそうだ。

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