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サオリ姉さんのSurfin'USA
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「バービー」+「パソコンゲーム」=? (97/03/03)

CNETによると、インターネット・オークションのAuctionWebで、バービー人形が8,000ドルで落札されたという。どんなプレミア物だったかは分からないが、AuctionWebでバービーを探すと、人形やアクセサリーの類が次から次へと表示され、ここにきてバービーの人気が加熱している様子を感じ取ることができる。

去年のクリスマスにあてて、ビバリーヒルズの高級ブランド街ロデオドライブで行われた「Barbie on Rodeo Dr.」も、かなり凄まじいものだった。ピンクのカーペットを敷き詰めた会場で、ヴェルサーチ、ブルガリなどのデザインドレスをまとったバービーが1体1,000ドル前後で売られていたのだ。バービー用アクセサリーにいたっては、なんとティファニーの提供。最高額はルイ・ヴィトンの16,500ドルのバービーだったそうだ。小児癌患者のためのチャリティー企画であったが、25,000人が詰め掛け、総額10万ドルの収益が上がったという。

こうした人気のおかげで、バービー制作元のMattel社は、プレミアバービーの販売に忙しい。ちなみに、同社のサイト「Barbie Collectibles」では、Holiday Jewel BarbieやThe Presidential Porcelain Barbieなどが、100~200ドルでオンライン販売されている。

同社はさらに、市場拡大を狙ってか、女の子向けのバービーCD-ROMを発売。今まで男の子用中心だったCD-ROMゲームの世界に「Pink Software」と呼ばれる女の子市場を作ろうというものだ(Pinkといっても英語では卑猥な語感はない)。日本では「たまごっち」というのが大はやりとのことだが、アメリカも負けてはいない。

バービー人気とコンピュータゲーム人気を足しあわせ、売り上げ倍増を目論んでいるようだ。Mattel社の公算は果たして…?

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