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電子納税で頭痛解消? (97/03/19)

納税の時期はどこにいても頭が痛いもの。米国の一般納税最終日4月15日まであと1ヵ月弱。夜半まで申告を受け付ける特設受理施設に、駆け込み申告をする人達の列が出来るが例年の光景だ。しかし、今年はInternal Revenue Service(国税庁)による「電子納税」が効果を発揮し、すでに相当数の納税が処理されているようだ。

IRSの発表によると、去年に比べて電子納税者が増え、払戻し処理などがスムーズに進行しているとか。パソコンを使用して申告を行う「OnLine Filing」の利用者数は、現時点で去年の3倍。プッシュホンで数字を入力しながら申告を行なう「TeleFile」も、去年の総数をすでに上回っているという。

なぜ、みんなが電子納税をしたくなるかというと、返済金の確認が3週間でできるという大きな魅力があるからだ。ちなみに、紙で申告を行なった場合、確認に6週間もかかってしまう。

また、IRSのサイトだが、「本当に国税庁のオフィシャルサイト?」と疑うほど、賑やかで親しみやすい作りになっている。税に関する知識をタウンページ風に紹介する「The Digital Daily」や、申告用紙のダウンロードはもちろん、電子納税の方法も分かりやすく解説されている。今までは電話で行なっていた質問を、自由な時間にサイトから調べる人口も急増しているようで、今期だけで5,300万ヒットを記録しているという。

とはいえ、納税というのはいつの時代も頭痛の種。最近では、IRSサイトに加えて、納税ソフト「TurboTax」やYahoo!の納税情報ページなども充実してきた。いい頭痛薬が手に入るようになってきた、ということだろうか?

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