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今週の新着映画サイト (97/03/28)
嘘がつけない弁護士? Jim Carreyの新作「Liar Liar」
人気作品続きのJim Carrey。今回は息子の願いで嘘がつけなくなってしまった弁護士の物語。言うつもりもない本音、言ってはいけない禁句が、本人の意思とはうらはらに後から後から。嘘がつけない弁護士の商品価値はゼロ。この困難をどうやって切り抜けるか? パンチの効いたセリフの連続は、今までのJim Carreyの体当りジョークとは一味違った面白さ。WWWサイトでは、「The Case」「Pre-Trial Discovery」など、法廷用語をもじったカテゴリーで作品紹介。ムービークリップも満載だ。
ラテンアメリカの悲劇のアイドル「Selena」
1995年、24才の若さで自らのファンクラブ会長の銃弾によって悲劇の死を遂げたSelena。南アメリカ諸国やメキシコなどで絶大な人気を誇るSelenaの生涯が映画化された。テキサスの貧しい家族に生まれ、歌一筋に生き大成功を遂げたSelena。「信じていれば夢は必ずかなう」という生き方は、米国ラテン系の少女たちの「目標(Role Model)」となっている。WWWサイトでは豊富な写真、予告編、インタビューなどなど、Selenaファン必見の情報が満載。ラテン文化のアイドル観を知る上でも興味深い。
David Cronenbergの「Crash」
題名の「車の激突シーン(Crash)」は、現代の映画制作では避けては通れないシーン。J.G. Balladの原作「Crash(クラッシュ)」を元に、Cronenberg特有の手法で「激突」にまつわるシュールな世界が展開する。出演は「セックスと嘘とビデオテープ」のJames Spader。1996年カンヌ映画祭の特別審査員賞受賞作品。Cronenberg特有の映像・音響で趣向を凝らしたサイトWWWは、見応え十分。特異な作品の内容がインターネットという媒体によくマッチしている。暴力性からか、WWWサイトはSurfWatchに登録、映画はNC-17 (17才未満禁止)となっている。
帰ってきた「The Godfather」
25周年を記念して、全米大都市で「The Godfather(ゴッドファーザー)」が上映されている。監督Francis Coppolaの住むサンフランシスコのCastro劇場で行われたプレミアにはCoppola、Al Pacino、Andy Garciaなどがつめかけた。やっぱりクラシックはいい!
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