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今週の新着映画サイト (97/04/18)
旅行バッグの中味は頭が八つ!「8 Heads in a Duffel Bag」
マフィアの殺し屋Tommyは、自分の仕事をこよなく愛する完璧主義者。今回もきっちりと役目を果たして、証拠を旅行バッグに詰めて帰途に付く。一方、Charlieは仕事をコロコロ変える、目的の定まらない青年。帰途に付いてバッグを開けると、なんと人間の首が! バッグが空港ですり代わってしまった、というありがちの展開。Tommyの証拠回収制限時間は2日間。ドタバタの追跡が始まる。マフィアがはまり役のJoe Pesciによるブラック・コメディーだ。WWWサイトでは、予告編の他、なんともリアルな首の作り方を紹介した「Making a Head」、出演者の顔をモチーフにした神経衰弱ゲーム「Concentration」などが楽しめる。
Wesley Snipesの新作、政治スリラー「Murder at 1600」
アメリカの象徴であり、毎年多くの観光客が訪れるホワイトハウス。人々に親しまれているが、実際は政治決断の密談が行われる場所。そんなホワイトハウスには、忍者屋敷のような部分も隠されているという。そこで起こった殺人事件に、Wesley Snipes扮する警部が立ち向かう。時として起こるホワイトハウスへの襲撃や脅迫など、実際に起きたことを反映した作品として注目されているこの映画。監督には「逃亡者」「セブン」などで知られるArnold Kopelson、相手役には最近好調のDiane Laneが出演。WWWサイトでは、予告編や作品紹介のほか、ホワイトハウスの細部をセットとして復元するために描かれたスケッチを見ることができる。
Spike & Mikeの「Festival of Animation」
20年の歴史を持つ「Festival of Animation」は、劇場やテレビでは普段見ることができない短編アニメのお祭り。世界から集められたその年のベスト作品が、20編ほど一挙に公開される。限られた劇場でのみ数週間にわたり公開されるだけなので、アニメ好きにとっては毎年待ち焦がれるイベントだ。アニメと言っても、ペン画からクレイメーションまで作法は幅広い。長さもそれぞれ10分以内だが、風刺やブラックユーモアの利いた高級作品が勢揃いする。アカデミーショーを受賞したPixarの「Luxo Jr.」や、「ウォレスとグルミット」でお馴染みのNick Parkの作品も、ここでデビューを飾っている。今月オープンしたWWWサイトでは、フェスティバル日程掲載や、過去の優秀作品をまとめたビデオの販売を行っている。
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