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今週の新着映画サイト (97/04/25)
エイリアン復活!「Alien Resurrection/Alien 4」
アメリカで今年後半公開予定の「Alien Resurrection」が、公開に先駆けてWWWでの活動を開始した。「エイリアン」シリーズの第4作にあたる本編では、前作でSigourney Weaver扮するRipleyの体内に宿ったエイリアンが復活。Ripleyの父、すなわちエイリアンの祖父にあたるDr. Randall Wrenが登場し、壮烈な水中格闘シーンがある…、というところまでしか今のところ分からない。「Digizine」の形態をとるWWWサイトでは、現在進行中の映画制作に平行して順次内容を更新。ホームページを通して映画内容が徐々に明かされていく、という趣向だ。撮影現場の模様をはじめ、出演者やスタッフへのインタビューなど、ページの内容が毎週更新され、翌週には消えてしまうので要注意。予告編やゲームなどは6月頃に加えられる予定で、実際の映画公開はその後、というわけだ。焦らされるのも、エイリアン・ファンにとっては楽しい日課になりそうだ。
L.A.が火の海に!火山大爆発「Volcano」
「The Coast is Toast(西海岸は丸焦げ)」というすさまじいキャッチフレーズで登場の火山災害映画「Volcano」。Shockwaveによる強烈な噴火シーンでオープンするWWWサイトは、噴火(劇場公開)までの時間を秒刻みで表示(米国4月25日公開)するなどしていて緊張感満点だ。舞台はL.A.。ダウンタウン近くの近代美術館脇にあるLa Brea Tar Pitt(タールが湧き出る穴)からの噴火で、Wilshire通りを溶岩が埋め尽くす。逃げ惑う人々の救済を指示するのは、Tommy Lee Jones扮するRoark災害対策本部長。至る所にMovie Clipが隠れているタブロイド誌風のWWWサイトでは、予告編や出演者紹介のほか、世界の噴火ポイント、炎を回避しながら走るドライビング・ゲームなどが楽しめる。
日本軍女性捕虜収容所の物語「Paradise Road」
第二次世界大戦下の日本軍によるスマトラの女性捕虜収容所には、当時現地で生活していたオーストラリア人が多く収容された。アウシュビッツにも似た環境で、家族や友が死んでいくなか一筋の光となったのは、戦争前にオーストラリアで行ったコンサートの再現だった。実際に捕虜であったSister Vivian Bullwinkelの録音したテープが発端となり、4年の制作期間を経て完成した「Paradise Road」。最後まで希望を捨てなかった勇気ある女性たちの姿を描いた、感動の作品だ。主演はGlenn Close、アカデミー賞女優賞のFrances McDormandが好演している。WWWサイトでは、予告編や出演者紹介に加え、実際の収容所生存者のインタビューやコンサートで演奏された曲を聴くことができる。
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