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サオリ姉さんのSurfin'USA
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今週の新着映画サイト (97/06/13)

善人と悪人の顔がすり変わる「FACE/OFF」

FBI捜査官Archerは、冷酷無比な職業テロリストTroyによって仕掛けられた細菌爆弾の場所を是が非でも探し出さなければならない。昏睡状態のTroyの口を割るのは不可能。そこで行なわれたのが、Troyの「顔」を借りての覆面捜査だ。手術によってTroyの顔を得たArcherは、犯罪の糸口を求めて一級刑務所へ。しかし昏睡から目覚めたTroyもまた、Archerの顔を手に入れてしまった。完全に入れ替わった善人と悪人、「Broken Arrow」でお馴染みの監督John Wooは、これを人間の「Yin Yan(陰陽)」に例える。善人Archerには「Phenomenon」「Angel」と大作続きのJohn Travolta、悪人Troyにはこちらも「The Rock」「Con Air」とアクション巨編が続いたNicolas Cageが扮する。ハイテク・アクションスリラーとして注目の作品だ。WWWサイトでは、そのあらすじや予告編を見ることができる。

「枕草子」を生きる日本人女性Nagiko「The Pillow Book」

京都で育ったNagiko Kioharaの誕生日の儀式は、書家の父が彼女の顔に書く祝文字と、叔母が読んでくれる清少納言の「The Pillow Book(枕草子)」。平安朝の皇室生活への尊敬の念を綴った日記風の作品に真似て、Nagikoも自身のPillow Bookを綴る。家計のために出版社の言いなりとなる父により、Nagikoもまた社長の甥との不本意な結婚を強要される。愛のない生活と、NagikoのPillow Bookを燃やす夫。Nagikoは単身香港へ移り住む。幼少の習慣を取り戻したNagikoは、自分の身体への能筆を試みる。英国人監督Peter Greenawayの手により、日本文化が艶やかしく表現されている。Nagikoには国際的人気女優のVivian Wu、日本からは緒方拳らが出演している。WWWサイトではQuickTimeムービーを使った作品紹介のほか、Calligraphy(書道)を紹介したページも設けられている。

実話をもとにした人間とゴリラの愛情物語「Buddy」

動物愛護家Gertrude Lintz夫人と彼女が愛したゴリラの、愛情あふれる物語「Buddy」。Lintz夫人は1930年代に実存した人物で、彼女の動物に対する愛情は「ノア以来」と言われているほど。制作はセサミストリートでお馴染みのJim Hensonプロダクション。同プロダクションが特撮制作を担当した「The Babe」に匹敵するかわいらしさで好評だ。WWWサイトは、動物たちが住む「Lintz Estate」を模った作り。Lintz夫人の著書「Animals Are My Hobby」が読める「Sitting Room」、動物クイズや類人猿に関するリンクを集めた「Library」、チンパンジーのMaggieに扮して檻の鍵を見つける「Play Pen」ゲームなど、遊び心満点だ。

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