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今週の新着映画サイト (97/08/08)
巨大昆虫型宇宙人との壮烈な戦場「Starship Troopers」
時は未来、銀河系の遥かかなたの惑星。巨大昆虫型宇宙人「Klendathu」の襲撃によって、人類居住区は次々と血の海と化していく。人間よりも大きく、カマキリのような足は一撃で相手を切り裂き、何千と群れを成して襲ってくる「虫」の集団。地上ではこのどう猛な宇宙人から人類を守るため、「Mobile Infantry(移動歩兵)」と呼ばれる戦士の勧誘が盛んに行なわれる。戦地に送られる歩兵たちの目標は、できるだけ多くの「虫」を殺すことだ。
原作は「The Door into Summer(夏への扉)」などのSF巨匠作家Robert A. Heinlein。今回の作品も「宇宙の戦士」の邦題で有名だ。監督は「ロボコップ」のPaul Verhoeven。気味悪いほどリアリティーのある「虫」の特撮は、Sony Pictures ImageworksやILM(Industrial Light & Magic)が担当している。
全米公開は11月だが、オフィシャルサイトはすでにオープン。「Federal Network」と呼ばれる連邦軍インターフェイスから、歩兵勧誘を行なっている。「Enlist」で歩兵登録をすると、アップデートされたトレーニングの予定などが電子メールで送られてくる仕組みだ。
懐かしのビーバーちゃんが映画で復活「Leave It To Beaver」
50年代のアメリカン・ホームドラマ「Leave It To Beaver」。美人ママと立派なパパ、そして何でもできる兄さんのWallyに囲まれて、いつも一生懸命のそばかすBeaver。「理想的な家族」として全米で長年人気を呼び、テレビドラマのクラッシックとして、現在でも再放送が続いている。
そんな愛くるしいキャラクターたちが、90年代に舞台を変えて、映画で復活することになった。古き良きアメリカの家族像をどうやって現代に写し出すか、テレビヒットコメディー「Home Improvement」の監督Andy Cadiffは思案したという。Beaver役にはタレントスカウトで全米5,000人の中から選ばれた、8歳の新人子役Cameron Finleyが扮する。
献身的なファンによるオリジナル「Leave It To Beaver」のサイトもあり、元祖Beaver役のJerry Mathersの現在の写真なども見ることができる。
ロマンス文庫のようなロマンスコメディー「Paperback Romance」
身を焦がす恋、情熱のキス、登場人物はみな美男美女。そんなPaperback Romance(ロマンス文庫)を書くのがSophieの仕事。Sophieの頭の中はいつも、たくましくて豪華な男性が登場するドラマチックなプロットでいっぱい。さぞかし私生活も劇的かと思いきや、実はストレスと不安症に悩まされる小心者だった。ワイルドな世界は話の中だけにしておこうとするSophieの前に、まるでロマンス文庫から抜け出たような高級宝石商Eddieが現れる。ついに登場した夢の恋人Eddieに誘われ、南海の島へとロマンスの旅に出るSophie。しかし、小説のようにロマンチックになるはずの休日は、ふとしたことで悪夢のような展開をみせ、最後にはEddieの驚くべき秘密が待っている…。世界中に多くの読者を持つ「ロマンス文庫」をテーマにした、ロマンスコメディー。主演のGia CaridesとAnthony LaPagliaは実生活でも婚約中という。
WWWサイトでは、ロマンス短編「Sophie's Story」や、好きな単語を入力すると自動的にロマンスの短編を作ってくれる「Create Your Own Fantasy」などが楽しめる。