Internet Watch Logo
サオリ姉さんのSurfin'USA
about サオリ姉さん

どんどん増える、便利な米国シティーガイド (97/11/17)

日本滞在中、アメリカの話題で盛り上がる度に活躍したのがインターネット。肌身離さず持ち歩いたPowerBookから話題の参照となるようなサイトにその場でアクセスし、映像や関連情報で話の肉付けをする機会が多くあった。口頭だけではなかなか伝わりにくい海外の話題も、写真や裏付けになる情報を見せることで、はっきりと相手に伝えることができる。言い方の違いなどでチンプンカンプンの話も、写真1枚で「あ~、そのことか!」と納得することも度々。中でも海外は未経験という方に、都市情報サイトを見せながら、観光名所や美味しいレストラン、そしてライブハウスなどの解説をすると、即席観光ガイドが実現してしまう。

そんな用途にも使える米国シティーガイドが、近年どんどん増えているのもうれしいことだ。地域情報提供の老舗は、ディレクトリ形式検索のNo.1のYahoo!の地域別サイトだろう。ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ワシントンDCなど、現在12都市の個別検索サイトが設置されており、見慣れたYahoo!式ディレクトリで地域情報をまとめている。

また、Microsoft社のSidewalkは、現在シアトル、ニューヨークなど8都市のガイドが稼働しているが、さらに拡大しようという意欲も旺盛だ。娯楽やレストラン情報を全面に出したこのサイトでは、希望のコンサートや映画などのチケットも購入できる機能までが揃っている。ダウンタウンの駐車場情報など、かゆいところに手が届くサービスも心憎い。

約30都市の地域情報を網羅するDigital Cityでは、地味だが手堅いネットワークを広げている。ディレクトリ形式でまとめられた内容は、シンプルなイエローページ風で分かりやすい。すぐに生活情報を得たい場合などには持ってこいのサイトだ。

これら網羅する都市の数を増やし続ける大御所ネットワークのほかにも個別の都市ガイドは数多く存在する。特に最近注目されているのが新聞社による都市情報サイトだ。もともと地元市民が娯楽情報源としている新聞の日曜版などに付いてくるエンタテインメントガイド。既にしっかりとした情報提供体系ができあがっているそれらの媒体を有効に使わない手はない。各新聞社のサイトには娯楽セクションが必ずあるが、それらをネットワークとしてまとめ、シティーガイド風にまとめたものが出現しはじめた。

10月にオープンしたKnight-Ridder社のReal Citiesは、全米32の大都市に点在する新聞社サイトの都市情報を一つの地図から検索できるというサイト。Knight-Ridder社の傘下もしくは提携新聞社から成り立っているので、ダイレクトに各新聞社のサイトへ飛ぶことも可能だ。同様な出版メディアによるシティーガイドにはCox Enterprises社のcimedia.comもある。こちらは同社が個別に立ち上げた、地域別娯楽サイトを一つにまとめたものだ。来年早々にはNew York Times誌がニューヨーク情報を結集したNew York Todayをオープンするという予定もある。

これら出版関係サイトのネットワーク化は、契約外サイトの情報使用規制への動きのようにも見える。が、利用者としては、少ないクリック数で情報が得られるのはありがたいことだ。現在、都市情報サイトは過当競争の時期であり、新サイトができる度に目移りしてしまう状態。でも、一度気に入った情報を入手したら、それを実際に楽しむ時間をたっぷり取るのも忘れないようにしなくては。

バックナンバーリストへ戻る
INTERNET Watch

Copyright(C), 1995-1997 Impress Corporation.
internet-watch-info@impress.co.jp