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今週の新着映画サイト (97/11/28)

Kevin Costnerの新作「The Postman」

　2013年、戦争によって国家基盤の崩壊したアメリカ。Bethlehem将軍（Will Patton）の独裁主義の勝利で、国民は交通機関や通信手段を失い怯えながら暮らしている。荒廃の中で外界から孤立してしまったある田舎町に、郵便屋の制服を着て袋に手紙をいっぱいつめこんだ男（Kevin Costner）が現われる。「The Postman（郵便屋）」と名乗るこの男、食事と住む場所を得るために様々な作り話をする。しかし、外の世界に望みを見い出そうとする町の人々にとっては、男の話は唯一の希望の光。そして男が読む手紙を聞くにつれて、人々の中に本当の勇気が湧いてくる。希望を失っていた人々に、独裁者と再び戦う力が少しづつよみがえってくるのだ…。
　監督・主演ともKevin Costnerの、米国クリスマス公開作品となる本作。アカデミー賞7部門を受賞した「Dances With Wolves」に続くCostnerの監督2作目とあって、公開が待たれる期待作。原作はSFファンタジー作家David Brinの同名小説だが、アリゾナ、オレゴン、ワシントンの各州に渡るロケと8,000万ドルの制作費で、壮大なスケールでスクリーンに登場しそうだ。
　長い予告期間の後、ようやく今月から稼働を開始したオフィシャルサイトでは、現在Costnerの監督日記が公開されている。プレミアとして7月に行なわれたWebcastの模様も収録。今後公開に向けて、予告編、インタビューなどが追加されていく予定だ。

帰ってきたブルース・ブラザース！「Blues Brothers 2000」

　1980年の公開時、多数の有名ミュージシャンの出演で音楽ファンを熱狂させた、ミュージカルコメディー「The Blues Brothers」。約20年の沈黙（？）を破って、彼らが再びスクリーンに帰ってくる。メンバーはElwood Bluesに前作同様Dan Aykroyd、相棒には今は亡きJohn Belushiに代わって「The Flintstones（フリントストーンズ/モダン石器時代）」でお馴染みのJohn Goodmanが扮する。18年の監獄生活からようやく自由の身となったElwoodは、変わり果てた世界にびっくり。相棒のJakeは死に、バンドの行方はわからず、産まれ育った孤児院は取り壊されている。家族の絆を探してElwoodの父代わりだったCurtisを訪ねるElwood。だが、そこには愛想の悪いCurtisの息子Cabelが待っていた…。
　引き続きJohn Landis監督の指揮の下、今回も豪華R&B、Bluesミュージシャンが総出演。James Brown、Aretha Franklinに加えて、B.B.King、Junior Wells、Eddie Floyd、Lonnie Brooks、Wilson Pickettなどの巨匠が続々登場。バンドメンバーもMatt Murphy、Donald "Duck" Dunn、Steve Cropperなどオリジナルの面々だ。
　米国公開を来年の2月に控え、ついにオープンしたオフィシャルサイトでは、作品のクリップが多数楽しめる。撮影の模様を時間刻みで克明に記した「John Landis監督の日誌」も、ファンにはこたえられないコンテンツだ。

大ヒットホラー映画「Scream」の第2弾「Scream 2」

　Woodsboro高校の惨殺事件から5年たち、生き残ったSidney（Neve Campbell）は大学生。やはり目撃者であるGale（Courteney Cox）は、事件の記録を小説として出版する。小説は人気を呼び、人気スター主演で映画化される。が、作品が公開された頃、Sidneyの周りで、またしても恐ろしい事件が起こり始める。果たして映画にヒントを得た「コピーキャット」の仕業か？　Sidneyは今回も行き残ることができるのか？
　監督にはホラーの巨匠Wes Craven。演じるのはテレビ人気ドラマ「Party of Five」や「The Craft」のNeve Campbell、同じく人気のドラマ「Friends」のCourteney Coxなど、若手テレビ俳優を多数起用した前作の人気に乗じた完璧な続編に仕上がっている。
　現在、WWWサイトからは予告編を見ることができるが、12月12日の公開に向けてインタビューや掲示板などを装備した「Scream 2.0」もオープンする予定。ティーンに人気の作品だけに、チャットも賑わいそうだ。