Internet Watch Logo
Original CG by SIFCA サオリ姉さんのSurfin'USA

ネティズン大集合!盛り上がった「Webby Awards」 (98/03/11)

3月6日、サンフランシスコで「Webby Awards」が開催された。19のカテゴリーで優秀なWebサイトを選ぶこの賞は、ネティズンにとっては気になるイベント。昨年の受賞式は、インターネットの受賞行事としては初めて、テレビやラジオでも報道され、一般にもその名が知られるところとなった。審査は、Web界の著名人による審査員群に加えて、Webを通して10万人の一般投票が大きく反映される。受賞式はバンドありビュッフェありのお祭り騒ぎで、ネティズンたちが結集して盛り上がりを見せたようだ。

会場はゴールデンゲートブリッジの橋の袂「Palace of Fine Arts」。1915年のPanama-Pacific Expositionの際に建てられたギリシャ風の建造物をそのまま残して、内部に「Exploratorium」やイベントホールなどを設置した観光名所だ。Exploratoriumは、物理学者Frank Oppenheimerによって創立された、米国でも有数の科学実験博物館。科学の原理や人体の仕組みなどを学習するための実験装置やモデルが広い館内に無数に設置され、大人も子供も丸一日楽しめる。タイムトリップしたようなギリシャ建築といい、科学実験装置に囲まれた会場といい、ネティズンの集会にはもってこいの場所設定だ。

Willie Brown市長のかけ声で開会した受賞式には、サイバーカルチャーの有名人や、メディアやエンターテインメントで活躍するネティズンを多数含んだ、2,000人以上のWeb大好き人間が大集合。3D眼鏡をかけて3Dムービーを楽しんだり、コメディアンのパフォーマンスやバンド演奏で、会場は和気あいあい。ネティズンたちのネットワークも、さぞ広がったことだろう。ちなみに、この模様は3D-Webcastでサイトから中継されていたようだ。

受賞は有名サイトがほとんどを占めているが、審査員陣の選んだ19のベストサイトネティズンたちの選んだ19のベストサイト、それぞれ要チェックのサイトのオンパレードだ。ノミネートサイト一覧なども併せて見ると、米国での人気サイトの傾向などをより詳しく知ることができるだろう。それにしてもこんなに多岐に渡ったカテゴリーで、それぞれ多数の優秀サイトの競争とは。Webのジャンルも増えたが、それぞれの分野でしっかりしたスタイルを持った大型サイトが増えたことを感じる。

バックナンバーリストへ戻る
INTERNET Watch

Copyright(C), 1995-1998 Impress Corporation.
internet-watch-info@impress.co.jp