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今週の新着映画サイト (98/03/27)

9歳のハッカーを救え!Bruce Willisの新作「Mercury Rising」

 民家で起こった殺人事件を捜査するシカゴ警察のArt Jeffries(Bruce Willis)は、現場に隠れていた自閉症の少年Simon(Miko Hughes)を発見。恐怖で失語状態に陥っているSimonを見たJeffriesは、直観的に少年の身の危険を感じ、自ら保護をかって出る。自閉症児に見られる、ある領域で天才的な能力を持つSimon。彼は決して解読不可能と保証された軍の最高機密「Mercury」をハックした疑いで、国家の脅威として追われていたのだ。Nicholas Kudrow大佐(Alec Baldwin)率いるNational Security Agency(NSA)の執拗な追跡から、2人の逃亡者は逃げ切ることができるのか?
 現在問題視されている未成年のハッキングを題材にしたアクション大作。Simonは「Spawn」の名子役Miko Hughesが演じる。監督は「City Hall(訣別の街)」「Malice(冷たい月を抱く女)」などのHarold Bercker。
 ハッキングというテーマにちなんで、WWWサイトは「COMSEC」なるセキュリティコンピュータ会社のサイトの様相。随所に隠されたヒントを使って解読していく「Break The Code」コンテストを実施中で、賞品にはMercury Cougar 99年モデルなどが用意されている。暗号化されたメールを送ることができる「e-mail encryptor」などもあり、雰囲気満点だ。

米国史上最も裕福な銀行強盗犯「The Newton Boys」

 「俺らはガンマンでもなきゃボニーとクライドでもない。ただ金が欲しいだけ」。西部開拓時代から自動車の文明へと、変革を迎える'20年代のアメリカ。様々な産業発展の恩恵を受ける市民は多かったが、改革から遠ざけられた田舎の市民は、ただ西へ西へと追いやられるだけだった。テキサスの農家で育ったWillis、Jess、Dock、Joeの4兄弟「The Newton Boys」も、そんなウップンを抱える一家。石油で大儲けする大会社を横目に、頭の切れるWillisは、自分たちの取り分を手に入れるための事業を考え出す。その名も「銀行強盗」…。
 数々の銀行強盗に成功しながらも、最高の服装で最高のホテルに泊まり、長寿を全うした伝説の兄弟「The Newton Boys」。「米国史上最も裕福な銀行強盗犯」として有名な彼らの実話を元にした作品だ。「Amistad」のMatthew McConaughey、「Great Expectations(大いなる遺産)」のEthan Hawke、「Men In Black」のVincent D'Onofrio、「Scream」のSkeet Ulrichが華麗なる兄弟に扮する。監督は'70年代のカルト名作「Dazed and Confused(バッド・チューニング)」のRichard Linklater。
 WWWサイトでは、映画紹介のほか、Newton Boys本人にインタビューしながらストーリーを作り上げた監督の制作記などが読める。

Tom Hanksのアポロ計画への情熱「From The Earth To The Moon」

 「『Apollo 13』を演じながら、アポロ計画には一般に知られていない素晴しい事実があることを知った」。「Applo 13」で宇宙飛行士Jim Lovellを演じたTom Hanksは、アポロ計画の壮大な構想、綿密な計画、そしてその過程で起こった様々な事象に魅了された。ケーブルTV局HBOで6夜に渡って放送される「From The Earth To The Moon」は、そんなHanksが監督総指揮をとって作成された、12時間に渡るアポロ計画物語の集大成だ。
 「Can we do this?」と題された4月5日の第1話は、ケネディ大統領の言葉に基づいたアポロ計画実施の決断と実行までのドラマ。Geminiの宇宙飛行士Ed Whiteに歌手兼俳優のChris Isaak、Neil Armstrongに「Kiss the Girls」のTony Goldwyn、Dave Scottに「Apollo 13」のBrett Cullen。各話とも映画テレビ界のユニークなキャラクターが多数登場するのも見どころだ。
 HBOの番組特設サイトには、各話の内容紹介、インタビュー、裏話などが満載。3Dフライトシミュレーターなども楽しめる。また、宇宙開発支援団体National Space Society(NSS)でも番組ガイドを立ち上げ、番組をより楽しむためのサブ情報を提供している。
 劇場公開はないが、ビデオ化は確実だ。

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