サオリ姉さんのSurfin'USA |
コンピュータとインターネットの話題を24時間テレビで放送「ZDTV」 (98/05/18)
Ziff-Davis社が5月11日、コンピュータとインターネット関連の番組のみを24時間放送する世界初のケーブル放送「ZDTV」を開始した。1日に数回繰り返す番組もあるので、実質は10時間前後の内容だが、インターネット関係の新しい情報が、毎日これだけの時間テレビで見れるというのは画期的だ。情報ならインターネットで山ほど得られるのだが、テレビ番組というのはやはり見やすさが格段に違う。インタビューや現場取材などのビジュアルは、まだまだネットビデオが追い付けないところだ。
実は現在のところ放送地区はラスベガス、デトロイト、アトランタ近郊、メーン州の一部に限られていて、残念なことに私の住むサンフランシスコでは普通のケーブル受信では見ることができない。年末までには放送地区の拡大を予定しているようだが、現地のケーブル局に早めにZDTVチャンネルを追加してもらうには、視聴者運動が必要。というわけで、早速「I want my ZDTV!」と請願書を出したところだったりする。幸い連動しているサイトから放送内容を知ることができるので、5月12日の内容を例に番組構成をご紹介しよう。
■「ZDTV News」
■「Silicon Spin」
■「Internet Tonight」
■「The Money Machine」
■「Call for Help」
■「Fresh Gear」
■「The Screen Savers」
■「ZIP File」 |
各番組とも30分から1時間で、それぞれユニークな人材が司会を担当している。すでにテレビで馴染みのある顔も揃っているので、愛着を持って見る視聴者も多いことだろう。一般のテレビ局のコンピュータ関係のニュースは、どうしても大きな業界動向や技術面に片寄りがち。もっとインターネットの活動自体に焦点を当てた特集も組んでほしいところだ。
保守や犯罪、そして使い方自体の難しさの報道が目立ち、インターネットを敬遠しはじめている人々も多いこの頃。テレビという媒体を通せば、そんなネットの素晴しい面をもっとわかりやすく伝えることができるはず。そんなわけで、ZDTVの放送開始にワクワクしている。
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