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ゴジラ、遂に全米上陸! (98/05/20)

 この数ヵ月で、町の各所に出現した蛍光グリーンの広告。「ヤツの尾はこのビルより長い」「ヤツの顎はこのバスの長さ」「ヤツはベイブリッジより高い」など、実際の建物や乗り物の全面を使った野外広告を見るたび、ゴジラで育った(?)私はわけもなくニンマリしてしまった。

 「Size Dose Matter(サイズが物を言う)」のキャッチコピーで、姿は分からないが、とにかくとてつもなくでかいヤツ、というイメージを植え付けた「Godzilla」が、5月20日いよいよ全米で公開される。5月30日の祝日週末(Memorial Day)をターゲットに、全米3,310の劇場の7,363のスクリーンでの一斉上映だ。公開劇場数ではすでに昨年同時期に公開された「The Lost World: Jurassic Park」の記録を上回っているそうだ。

 一般公開に先駆けて18日にニューヨークのMadison Square Gardenで行なわれたプレミア試写会には、出演者やスタッフ、ハリウッドスターやニューヨーク市長などの有名人が大集合。この模様はエンタティンメント専門テレビ局「E!」で放送され、同時にWWWサイトに設けられた「E! Online: Godzilla Live!」でリアルタイム中継された。現在でも当日の模様が写真やインタビューで楽しめるほか、今まで放送された「Godzilla」の予告編や未公開クリップなども見ることができる。

 プレミア試写会は招待客のみとあって、「Godzilla」上陸を待ち焦がれる一般客にとっては恨めしい限りだが、そんなファンにも嬉しい企画があった。公開日の前日の5月19日午後7時、ほとんどの公開劇場で特別先取り上映が実施されるのだ。参加客には限定版記念チケットのほか、Taco Bell、Kmart、Epic Recordsなどの協賛各社製品の商品券が配られた。

 映画自体の盛り上がりもさることながら、サントラ版「Godzilla: The Album」の人気も急上昇中。The Wallflowers、Jamiroquai、Puff DaddyとJimmy Pageの共演、The Rage Against The Machine、Foo Fighters、Green Dayと、現在若者に大人気のミュージシャンが多数参加し、MTVでは「Ultrasound: Godzilla Rocks」という特別枠を設けて、サントラ版からのビデオクリップを集中放送。Godzillaの雄叫びとMTVが異様なほどマッチしている。

 そして昨年7月からオープンしていたオフィシャルサイト「Godzilla.com」は、まさに完熟の時。現在は第3段階に入り、VRML Image Gallery、Palace Chat、Godzilla Databaseなどの企画のほか、完全版予告編3本とテレビ用ビデオクリップ6本が追加されている。ビジュアル情報が満載であるにも関わらず全貌が見えないのが、ファンの期待感をますます盛り上げてくれる。

 また、オンラインショップの「G-Store」も営業中。ポスター、腕時計、サングラス、TシャツなどのGodzillaグッズに混じって、ノベルティーグッズも魅力的。Godzillaの目のデザインのエリアラグやマウスパッド、Godzillaブランドの清涼ドリンクやバンドエイドなど、まだ映画を見たわけでもないのに欲しくなってしまう。残念ながら、現在のところ販売は米国内のみ。

 ちなみに、協賛のTaco Bellサイトやオフィシャルサイトには、全米公開後にGodzillaの全貌イメージがアップされるという噂もある。待ち焦がれる日本のファンにとっては嬉しい先取り情報となるだろう。

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