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ネットで大流行した踊る赤ちゃん「Dancing Baby」 (98/06/08)

 ある日友人から届いたメールに小さなアニメが添付されていた。不思議な動きで踊るおむつ姿の赤ちゃん。「これが噂の“Dancing Baby”か!」と、思わず見入ってしまった。去年から「Net Phenomenon(爆発的ヒット)」として話題になっているDancing Baby。噂の真相を調べてみることにした。

 私が初めてDancing Babyを見たのは、人気テレビ番組「Ally McBeal」の中でのこと。若き女性法律家Allyの私生活を描いたコメディーで、時としてAllyの思考や空想を不思議な映像で画面に登場させるのが特徴だ。内気なAllyの実生活とは裏腹に、内面の映像はとても奇想天外。そんな映像の1つとして登場したのがDancing Babyだった。それ以来、テレビのキャラクターがネットで流行したものだとばかり思っていたが、調べてみると実はその逆。ネットでの爆発的人気が、一般メディアへも浸透したというのが真相だった。

 「Dancing Baby、ネットからテレビに進出」と題したCNNの記事によると、元々の産みの親はKinetix社のMichael Girard。同社のアニメーション作成ソフトCharacter Studioのサンプルとして作った踊る赤ちゃんが、ネチズンの間で人気を呼び、いろいろなバージョンが作成されながらネットに広がっていったようだ。「The Original Unofficial Page」をはじめ、サイトのマスコットとして使用するファン、電子メールに添付するファンなど、ネットで踊るDancing Babyの数は限りないという。Yahoo!のカテゴリーにもなっている。流行につれてバージョンも増え、オリジナルの「Baby Cha Cha」から「Kickboxing Baby」「Rasta Baby」「Retro Baby」「Psycho Baby」など新種が続々登場しているというのが実状だ。

 テレビデビューを果たしたDancing Babyの人気には、ますます拍車がかかっているようで、最近では米国最大ビデオレンタルチェーン「Blockbuster」のテレビCMにまで登場。また、オリジナルの制作に関わったCGアーティストRon Lussierの「Official Dancing Baby Page」には近々オンラインショップもオープンする予定だ。人気が一人歩きしないよう、本家Kinetix社でも「Baby Cha-cha」セクションを常時アップデート。メディアへの出演記録や制作日誌などの更新に忙しい。

 さて、話は元に戻るが、元々「Ally McBeal」にDancing Babyが登場した理由は、Allyの母性本能の潜在意識を表現したかったからとか。そんな赤ちゃんがもしメールボックスを訪れたら、やさしく迎えてあげよう。

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