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今週の新着映画サイト (98/06/19)

狂気の数学がもたらす恐怖「Pi」

 日常生活には順応できないが、天才的数学能力を持つMax Cohenは、株式の構造から、ひいては世界の存在のすべてを解読する、という執念にとりつかれている。Maxが「Euclid」と名付けた自作スーパーコンピュータを使って、数値と精神文化の両方の真理を説き明かす解析法を生み出したという噂は、ヘブライ神秘哲学者の一群やウォール街の有力者たちに届く。しかし、財政のブレインとして、そして神秘文書の解読者として能力を発揮するうちに、Max自身の内部に異常が起こり始める…。
 暗黒と狂気のSF「Pi」は、 サンダンス映画祭で「Stanley KubrickとRod Serling(トワイライトゾーン)の間のような作品」と話題になったインデペンデント作品。新人監督・脚本のDarren Aronofskyは、「David Lynchの初期を思わせる」とも評されている。Maxを演じるSean Gulletteも新人。「I Shot Andy Warhol(アンディ・ウォーホルを撃った女)」のLouis Solomonなども出演している。
 通常、メディアによる映画紹介の後にWebサイトが立ち上がるが、「Pi」オフィシャルサイトはその宣伝の前に面白サイトの噂が先行。Javaを駆使したオープニングは、タイトルの通り「π」をモチーフにした狂気の数学をアニメーションと音楽で表現。「Chaos Theory」「Kabbalah」など、主人公Maxの頭の中を覗くような錯覚に陥る。

「風と共に去りぬ」スクリーンに再び「Gone With The Wind」

 映画史に残る名作「Gone With The Wind(風と共に去りぬ)」が、再び劇場で公開される。南北戦争を舞台にした、映画史上もっとも豪華なラブストーリーとして'40年に公開された作品。数々のアカデミー賞とともに、Clark GableとVivian Leighの名を不動のものにした。その後も幾度か再上映されたが、大規模上映は実に35年振り。現在の映像加工技術を駆使して、当時売りものだった極彩色「Technicolor」にさらに磨きをかけ、フィルムの劣化部も補正。Max Steinerの有名なサウンドトラックもデジタルマスターされている。
 6月末の公開を前に、Webサイトでは'90年代の映画ファンをターゲットに面白企画を実施中。「もしこの物語を現在制作したら…」というアイデアコンテストは、監督や配役、シナリオなどを書き換えるというもの。優秀なアイデアには、その配役によって再生されたポスターが贈られる。現在のところ「Steven Spielberg監督で、George ClooneyとWinona Ryder主演」など奇抜なエントリーがある。また「Sweepstakes」では、リストの中から配役と監督を選んで申し込むと、抽選でアトランタのScarlett旧家に招待される。

吸血鬼と戦う超人「Blade」

 体内に流れ込む吸血鬼の血に、子宮の中で目覚める赤ん坊。妊娠中に吸血鬼に噛まれた母親は、出産と同時に死亡してしまう。孤児として育てられたBlade(Wesley Snipes)は、人間と吸血鬼の両方の力を持ち合わせた超人。吸血鬼ハンターのAbraham Whister(Kris Kristofferson)に発見され、Abrahamと共に地上に潜む吸血鬼の群れとの戦いが開始される。
 「U.S. Marshals(追跡者)」「Murder at 1600(ホワイトハウスの陰謀)」など続々と主演を続ける人気俳優Wesley Snipesのホラーアクション。「Backbeat」で悲運のビートルズメンバーStuartを好演したStepehn Dorffが、魅力的な吸血鬼のボスを演じる。「Alien 3」などの特殊効果を担当してきたSteve Norringtonの「Death Machine」に続く監督2作目の作品。
 東洋びいきのWesley Snipesの嗜好を反映してか、Bladeはどこかしら忍者風。手裏剣風の武器まで飛び交う。Webサイトの内容は作品紹介のみの簡単なものだが、オープニングのFlashムービーは一見の価値あり。

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