【連載】

第1回:チェック項目 ニオイ

(編集部から:ダメ男たちに磨きをかけます。第1回目のテーマはニオイ。職場の環境に油断し、「連日の徹夜で・・・」と言い訳をする男たちに活入れだ!)

 2002年、例年になく暖かい。今年はどうやらいつもより一歩早く夏が来るのかもしれない。「今年も暑くなるのかも」と思いつつも、都会に移り住んで3度目の春を迎えた今日この頃。都会は田舎と違って、とても人が多い。多少は慣れたつもりだけど、それでもうんざりするほどの人・ヒト・ひと。夏の暑さも加えて想像してみると、もわっと嫌なニオイが立ち込めてきそうで、思わず身震いしてしまう。

 暑くなると必然的に汗をかくわけで、当然、汗臭くなるんだけど、あれってどうにかならないものなの? 満員電車の中だったりすると、息をするのも苦しいほど臭かったりする。もちろん、そのニオイが女性のきつい香水だったりもするけれど、男の人の汗とか口臭とか体臭の場合が多く感じる。

  そこで思い出すのが、会社勤めをしていた頃。社内でも群を抜くニオイを発するKさんと言う男性がいた。彼とはフロアが違うので、毎日のように被害には遭わないのだけども、それでも1ヶ所だけ被害を受けるところがあった。それはエレベータ。その中は密室だし、ここでKさんと一緒になったらもう逃げ場がない。とりあえず作り笑顔で挨拶したら、後は息を止めているのが精一杯。そうでもしないと、クラクラと「めまい」が襲ってくる。そして密室地獄から抜け出すとなぜだか「へこむ」というか、何とも言えないブルーな気分になってしまう。それにエレベータで一緒にならなくても、彼が乗った後には「残り香」がただよっているんだから、言葉は悪いけど「むさくるしい」という感じ。

 ニオイ。これに敏感なのは私だけなのか? 女友達の多くは、やはり自分の身の回りのニオイにはずいぶん気を使っているという。タバコのニオイだったり、口臭だったり、部屋のニオイだったりと、気にする部分は多種多様だけれども、みんな何かしら気をつけている。

 そして同じように他人のニオイも気になっている。敢えて口に出すことはないけれど、やはり臭いものは臭いのだから仕方がない。何気なくインターネットでニオイを探求してみると、ぞろぞろ出てくる“ニオイサイト”。その中で、自分のニオイの見つけ方や対処法を解説してくれるサイトがあった。それが「health クリック( http://www2.health.ne.jp/ )」だ。もともと健康情報サイトだけど、体臭・口臭に関しては別メニューでナビゲートしてくれる。

 男職場だからといって油断は禁物。出会いは、いつやってくるかわからない。ニオイで、特に人に与える印象が違ってくる。女性の多くは、パッとみて「好みのタイプ」の男性でも、ニオイがきついだけで敬遠してしまうこともあるし、初対面で嫌な思いをさせると、その後の仕事や人間関係にも響いてくる。やっぱり、少しは気を配った方がBetterではないか?

 ところで、世の中の若い男性が怯えている「おじさん臭さ」。これを回避する方法は紹介されていない。どうやら、この「おじさん臭さ」を回避する方法なんてないらしい。これは老化の一種で、40歳代以降になるとニオイの原因になる脂肪酸が増えて、それが酸化して臭うとのこと。つまり、誰にも避けられないものなのだ。でも、対処法はある。それは、よく体を洗ってニオイの元を取り除くこと、そして汗をかいたらきちんとふき取ること。子どもに「パパ、くしゃい」と言われる前に試す価値はありそうだ。

(2002/5/2)

■著者紹介■
花田 志保

データベース構築・パソコンインストラクターの傍ら、プログラミングの知識を生かしてパソコン関係の書籍も執筆するライター。現在、肩書きを思案中。

主な執筆:
「かんたん楽しい『デジカメ生活』」、「子どもにウケる パソコンあそび」、「パソコンのくにのふしぎなへや」(いずれもPHP研究所)、そのほか通信教育テキストなど。

NetAngle http://www.xdsl.ne.jp/in/maui/

 

[Reported by 花田 志保]

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