【連載】

第4回 チェック項目 「メガネ・サングラス」

(編集部から:モニターとにらめっこなことが多いIT業界。視力の低下は職業病なのかもしれないが、メガネもファッションの一部です!)

 丸顔で小太り、舌足らずで早口な男性。強いて言えば「パソコンオタクの臭いがする」。私はこのタイプが苦手だ。まぁ、容姿や癖についてあれこれと言っても仕方ない。ただ、このタイプにはある共通点がある。それは「メガネ」。

 メガネは「目が悪いからかける」。それは常識。しかし、そのメガネがおかしいのだ。どう見ても「学生時代から使ってます!」といった感じのメガネ。かなり時代遅れなフレーム、何故か黒ぶち。なぜ? なぜに皆同じなの?

 確かに、視力の低い人にとって、メガネは日常生活に支障をきたさなければ問題ない。本人からすると見えればいいのだ。しかし、特にフレームには流行があることを忘れてはならない。'80年代に流行った太いフレームに大きなレンズの「アラレちゃんメガネ」がいい例だ。あの当時、若者の多くが「アラレちゃんメガネ」をかけていた。今はどうだろうか? 見かけることは少なくなったと思う。あれは明らかに流行だった。

 もし、読者の中にこのメガネを使っている方がいるならば、いい機会なので買い直してみてはいかが?もちろん、今のめがねを捨てろ!とは言わない。自宅用に使ってもいいし、思い出の品として保管してもいい。ただ、ある程度の流行をさりげなく取り入れるスマートさが欲しいのだ。サイト「めがね屋sanドットコム」の1コーナー「できる男のアイウェア」では、流行のフレームを着けた時の印象別に紹介していて、流行を捉えやすい。

 また、季節がらサングラスを使うことも多いが、これはメガネ以上にセンスが問われる。それはフレームとレンズのサイズに加え、レンズの色、機能性が加味されるから。メガネ・サングラスを広く扱うHOYAの「MULTIVIEW」では、パソコン用やドライブ用など、ライフシーン別にレンズが紹介されている。しかも、レンズを通した時に見える景色まで体感できる、親切な仕組みになっている。

 社員旅行とかスポーツ観戦など、オフの日に会社の人と過ごすことがある。ちなみに私がいた会社には「運動会」まであったが、このような時にサングラスを使う方も多いだろう。女性の立場から言わせると、普段は仕事中の姿しか見ていないので、新鮮に感じるし、センスの良し悪しがはっきりわかる。上手に使えば、今までよりも良いイメージを持たせることもできるのだ。しかし逆に「会社では結構いいのにねぇ」なんてこともなりかねない。

 今から7、8年前、入社したばかりの私は会社の野球観戦に参加した。会社では至ってフツウなDさんだが、この時ばかりは違った。つけてきたサングラス、私たちの間では「大門グラス」と呼ばれた代物だったのだ。解説を加えると「大門グラス」とは、'79年から'84年にかけてTV放送されたドラマ「西部警察」で俳優、渡哲也扮する「大門圭介」が常につけていたサングラスのことを指す。

 この頃はレンズが大きいものも流行っているので、レンズの色さえ気を付ければ、極端におかしくはない。しかし、この当時は違った。あまりにもおかしかった。Dさんの背中からライフルが出てきてもおかしくなかったし、オフの日の「西部警察」という出で立ちだった。その後、新入女子社員の間で笑いネタになってしまったのは言うまでもない。この野球観戦、実はドーム球場で行なわれた試合だったことを、最後に付け加えておこう。

(2002/6/13)

■著者紹介■
花田 志保

データベース構築・パソコンインストラクターの傍ら、プログラミングの知識を生かしてパソコン関係の書籍も執筆するライター。現在、肩書きを思案中。

主な執筆:
「かんたん楽しい『デジカメ生活』」、「子どもにウケる パソコンあそび」、「パソコンのくにのふしぎなへや」(いずれもPHP研究所)、そのほか通信教育テキストなど。

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[Reported by 花田 志保]

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