【連載】

第8回 IT戦士の必需品 デジタルカメラ

(編集部から:かつての性能重視時代も一段落して、最近では胸ポケットに入るくらいの薄型・軽量カメラが人気の模様。男がピンクを持っていてもいいけどなぁ)

 ここ1ヶ月程、デジタルカメラとにらめっこをしている。デジタルカメラ関連の仕事が続いていて、カメラを触らない日はないと言うぐらいだ。そんな仕事をしているからか、今年はいつになくデジタルカメラが脚光を浴びているような気がする。新機種ごとに進化するバッテリーの寿命、操作性、レンズの高機能化、コンパクト化、軽量化、など。これは毎度のことだが、今年はそれに加えてデザイン性やカラーバリエーションも加わった。まるで「着せ替え携帯」を思わせるデジタルカメラまで登場している。

 最近、仕事の担当者の間で話題になっているのは「軽量化」と「コンパクト化」を兼ね備え、カラーバリエーションを持つ商品だ。恐らく、皆さんも話題にしているだろうが、パールホワイトとシルバー2色を提供しているCASIOの「EXILIM」とシルキープラチナシルバー・メロウパールピンク・メタルソニックブルーの3色を提供しているSONYの「Cyber-shot U」。担当者S氏(男性)によると、特にCyber-shot Uは売り切れしているショップが多く、なかなか手に入らないらしい。そして先日、1台だけ残っているショップを見つけたが、それがメロウパールピンクだったため、あきらめるしかなかったそうだ。Sさん曰く、「僕がピンクを持っていると『オタク』に思われるかもしれないし、ピンクも僕には持って欲しくないでしょう(笑)」。

 戦隊ものの子供番組のような名前に、つい笑ってしまうが、さすがにデジタルカメラを持ち歩くIT戦士だけあって「仕事をするのは好みのもので」という気持ちがあるのだろう。仕事で持ち歩くならば、やはりコンパクトで軽いものが良いだろう。おまけに、そのコンパクトさからは想像できないが、動画撮影もできるものも多い。ちょっとしたメモや履歴代わりに利用するには持ってこいだ。それに加え、今は色やデザインも豊富にある。そうなると、スタイリッシュなものが欲しいと思うのは当然と言えば当然だし、色を選ぶのも当たり前だろう。働き盛りの男性がピンク色を持ちたがらないのもうなづける。

 しかし、これだけ多種多様なデジタルカメラが世の中に溢れると、何を選んでよいものか悩んでしまう。実際、先日も友人から「お奨め」のデジタルカメラを教えて欲しいと言われたが、これは主に撮影する被写体や撮った写真を何に利用するのかで随分変わってくるし、一言で「このカメラだ!」とは断言できない。そこで奨めたのは「aym★pink」。このサイトでは初心者向けにデジタルカメラの購入について親切に教えてくれているが、初心者でなくても、店員や店についての考察は十分楽しめる。

 また、ショップとしては、ビジネスに役立つグッズを主に取り扱う「CYBS SHOP」の『ビジネスマン必携品<デジタルカメラ>』がオススメだ。購入してすぐに使えるオールインパッケージやコンパクトデジタルカメラ中心の品揃えなので、悩む要素が減って重宝しそう。

aym★pink CYBS SHOP

 5月に新しく購入したデジタルカメラは、色こそメタッリクブルーだが従来の「カメラ型」デジタルカメラだ。デジタルカメラがいくら進歩しても、私は「カメラ型」を購入してしまう。コンパクトで軽いデジタルカメラだと、腕が悪いのか、どうしても手ブレが大きくなってしまうからだ。そこで、手ブレを小さくするために、少し重たくてもしっくりと手になじむを選んでしまう。それが「カメラ型」デジタルカメラに行き着くのだ。ある意味、これも「好み」かもしれないが、自分が古いタイプの人間に思えて仕方ない。

(2002/8/8)

■著者紹介■
花田 志保

データベース構築・パソコンインストラクターの傍ら、プログラミングの知識を生かしてパソコン関係の書籍も執筆するライター。現在、肩書きを思案中。

主な執筆:
「かんたん楽しい『デジカメ生活』」、「子どもにウケる パソコンあそび」、「パソコンのくにのふしぎなへや」(いずれもPHP研究所)、そのほか通信教育テキストなど。

NetAngle http://www.xdsl.ne.jp/in/maui/

 

[Reported by 花田 志保]

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