【連載】

第13回 ステップアップ 「着こなし」

(編集部から:ついに最終回を迎えたこの連載。半年間、ご愛読ありがとうございました!)

 さて、いよいよこのコラムも最終回。ということで、今回はオトナの男の総仕上げといこう。やはり男は、身だしなみ。これまでも身だしなみについて綴ってきたけれど、多くの人が着ている「スーツ」について考えてみた。

 男性のビジネスシーンにはスーツは欠かせない。スーツは世の中の男性の大半が着ているのに、着る人によって随分と印象が変わってしまう。もちろん、体型やルックスなどの違いもあるかもしれないが、それを考慮しても違いが大きすぎる・・・と思うのは私だけだろうか?

 なぜ、こうも違うのかを考えているうちに、見慣れない同級生のスーツ姿に大笑いしたり感心したりしていた就職活動の頃を思い出した。どこか「ヨレッ」としたスーツ姿が、テレビによく出る東京・新橋辺りで酔っ払っているビジネスマンに見えて仲間を笑いの渦に巻き込み、仕舞いには「ちゃんと着なよ!」と、私から母親のように口を出される人。反対に「バシッ」と着こなし、フェロモンが倍増する人。これには思わず「クラッ」と心が動いた反面、「スーツを着るだけで、こんなに素敵に見えるのか」と、心底感心したものだった。

 思えば、男性は戦っている時が格好良く見えるのかもしれない。恋に恋する10代の頃、女子の大半は特に、サッカー、野球、テニス、バスケットなどの運動部のキャプテンが好きだ。試合の時のユニフォーム姿が一層「格好イイ」と感じさせる。「大体、キャプテンはルックスがいいだろう」と言う声もありそうだが、改めて思い出すと、そんなにルックスが良いキャプテンばかりが揃っていたわけではない。運動神経も顔も「猿」のような人だったり、足が短い人もいた。しかし、それでも「格好イイ」とされていたのだ。そしてその感覚は、おそらく年を重ねても変わらない。男性が何かに没頭している時、何かに真剣に取り組んでいる姿は「いいなぁ」「オトコだなぁ」と惚れ惚れする。「戦う」と言う表現は大袈裟かもしれないが、仕事をしている瞬間はそれに近いのではあるまいか?そして、その時のユニフォーム、つまりスーツ姿も様になっていれば、尚更オンナの目に素敵に映るのではないだろうか?

 そこで提案したいのが、今着ているスーツがサマになっているかどうか。これを今一度チェックしてみると言うのはいかがだろう。「洋服屋『FUJITA』」の「正しいサイズと着こなし方」を紹介する。スーツを着こなすポイントを丁寧に解説してくれるので、自分のスーツと照らし合わせみよう。

 

 それから、スーツを着ると靴は当然「ビジネスシューズ」。スーツと同じくビジネスシーンでのユニフォームの1つだ。「オシャレは足元から」なんて言葉をよく聞くが、確かに髪型や衣類にばかり気を取られ、足元はなおざりになりがちだ。靴の大手ブランド「リーガル」では、靴のスタイルとデザインを写真付きで紹介しているので、靴についての知識を持ち、自分に似合うスタイルを探しておこう。

 「着こなし」。これは、私も勉強しなければならないなと思う。実は私もスーツが着こなせないのだ。数着は持っているものの、どうも野暮ったく見えてしまう。おまけに、ここ数年は365日一度もスカートを履いていないし、ヒールもほとんど履かない。着慣れていないので尚更、野暮ったい。どうやら今度は私自身「オンナ」を磨かく必要がありそうだ。どなたか知りませんか?「オンナの磨き方」。

読者の皆さまへ。
半年間と言う短い期間でしたが、ご愛読ありがとうございました。皆様のご意見なども伺うことができ、私自身、多くのことを勉強・経験させていただきました。本当にありがとうございます。これからは「オンナ」を磨いて、再びお会いできる日を楽しみにしています。

(2002/10/24)

■著者紹介■
花田 志保

データベース構築・パソコンインストラクターの傍ら、プログラミングの知識を生かしてパソコン関係の書籍も執筆するライター。現在、肩書きを思案中。

主な執筆:
「かんたん楽しい『デジカメ生活』」、「子どもにウケる パソコンあそび」、「パソコンのくにのふしぎなへや」(いずれもPHP研究所)、そのほか通信教育テキストなど。

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[Reported by 花田 志保]

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