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ウォッチャー金丸のNEWS Watch |
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1998年2月2日
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(本日は新聞休刊日のため、土曜(1月31日)と日曜(2月1日)の新聞各紙のNEWS Watchとなっております) ○NTTは97年度アクセスチャージを認可申請 余談その1:VRML短編ドラマ「地球伝説Cyberian」 2月1日の日経産業新聞3面には、松下電産が2日からインターネット接続サービス「Hi-HO」で、VRMLを用いた短編ドラマ「地球伝説Cyberian(サイバリアン)」を無料提供するという記事が掲載された。ネットワーク上の仮想空間内でキャラクターを人間のようにリアルに動かしたり、待ち時間なしにVRMLデータをPCに取り込めるらしい。またPCでこのドラマを見るには、「Cosma Player(コスモ・プレーヤー)」ソフトをダウンロードする必要があるようだ。 VRMLがドラマとして成り立つには、その動きの滑らかさが重要なので、ストリーミング・ビデオなど通信状態に左右される方式より、PCに取り込んで動かす方式をとる必要があるだろう。 余談その2:TBSの大学入試センター試験速報 2月1日の日経産業新聞3面には、TBSが1月17日と18日に行われた「大学入試センター試験」の全問題の正解速報をインターネット上で試験終了後1時間半後に行ったところ、約64万5千件のアクセスがあったという記事が掲載された。従来文部省は受験生の動揺を抑えるため、正解などの公表を翌日まで差し控えるよう報道機関に要請していたが、TBSは迅速な情報提供は報道機関の責務であることとインターネットは選択的に情報を利用できるメディアだとして、実施したとしている。 速報性と任意選択性というネットの特性を(敢えて)活かしてはいるが、はたして文部省の要請を蹴ってまで速報する道具に使うべきかどうかは、是非がありそうだ。 余談その3:小額決済実験 1月31日の日刊工業新聞5面と2月1日の日経産業新聞2面には、日本DECが0.1円から500円程度の小額商品をインターネット上で取引するための小額電子取引システム「MilliCent(ミリセント)」の公開実験を開始したという記事が掲載された。実験参加者は米DECから小額取引用の電子クーポンの無償提供を受け、Web上にある小額電子商品を購入できるとしている。日本企業もアスキーなどが参加を表明しているようだ。 1円以下の小額決済が行なえるのはめずらしい。商品掲載サイト側にとっても利用の幅が出てきそうだ。 余談その4:ウェブ視聴率No.1は 2月1日の日経産業新聞2面には、ウェブサイトの「視聴率」を調査する米メディア・メトリックス(Media Metrix)('97年10月28日号のNEWS Watchを参照)が、'97年の年間ランキングを発表したという記事が掲載された。家庭での視聴率トップはAOL(46.4%)で、以下2位がヤフー(同38.1%)、3位ネットスケープ(30.9%)、4位にMS(21.7%)と続き、そして5位には仮想コミュニティーのジオシティーズ(21.3%)が入ったようだ。 しかし、会員が1千万人を越えるAOLは、サイト経由でネット接続を行うので、はたしてそのサイトそのものを視聴していると言えるものなのか少々疑問だ。 |
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