[ニュース] ---------------------------------------------------------------------------- 変動続く米国パソコン通信事業。MSNのプロダクトマネージャ退社へ ATTは個人向けインターネットサービスを開始 ---------------------------------------------------------------------------- ■URL http://www.infoworld.com/cgi-bin/displayStory.pl?20ncmsn.htm http://www.zdnet.com/pcweek/news/0226/o26pmsn.html http://www.att.com/press/0296/960227.bsa.html 米国のパソコン通信事業が揺れている。19日のSears, Roebuckが所有するProdigy の株を手放すという発表。20日のH&R Block Inc.のCompuServe部門の切り離しという、 全米3位、2位のパソコン通信会社の経営に関する大きな動きにつづき、MicrosoftのT he Microsoft Network(MSN)セクションでは、プロダクトマネージャをはじめ10人以 上のスタッフが集団退社し、Internet関連の新会社を設立する動きが明らかになった。 MSNはWindows 95の発売と同時に開始されたパソコン通信サービスである。開始 前は全米1位のパソコン通信業者AOLなどの競合会社から独占禁止法で訴えかけられる ほど、恐れられた。Microsoftの通信戦略がインターネットに傾斜するにつれ、路線 が変更され、現在は、インターネットのサービス提供が戦略の中心となっている。 これらの動きはいずれもインターネットの発展が背景にある。WWWをはじめとする インターネットの普及につれて、一般のパソコンサービスの差別化が難しくなってい るのだ。現に、AOLでの利用サービスのうち、インターネット関係の利用率は15%を超 えているという。 一方では、独自の通信サービスInterchange Online Networkに見切りをつけ、イン ターネット中心へ戦略を転じたAT&TがプロバイダーサービスAT&T WorldNet Service を3月14日より個人向けに展開すると発表した。このサービスは昨年9月からビジネス 向けに開始したものだ。 今回の発表では、Netscapeと提携し、専用のブラウザを提供する。また、当面の試 験期間中、新規加入者は向こう一年間、毎月5時間を上限に無料、5時間を超えた場合 は1時間当たり2ドル50セント。月額19ドル95セントのパッケージ料金を支払えば、時 間無制限でインターネットに接続できるというきわめて低価格な価格体系となってい る。 パソコン通信業者は、インターネット関連サービスを取り込む方向へ動いている。 低価格化をすすめるインターネットプロバイダーとの競争を続ける一方で、独自のサ ービスで差別化をはからねばならぬ難しい立場にあり、今後も動向が注目される。 [Reported by date@impress.co.jp/Watchers] (96年2月29日)