[ニュース]
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MSNが3月4日よりPPP接続を提供。インターネットへの自由なアクセスが可能に
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 マイクロソフト(株)は、同社が運営する「マイクロソフト・ネットワーク
(MSN)」で、3月4日からインターネットへの接続サービスを開始した。これは、通
常のプロバイダーのように、まずMSNクライアントからダイヤルアップでPPP接続を行
なう。この段階ですでにインターネットへのアクセスが可能。さらに、独自の通信手
段によりTCP/IPプロトコルの上でMSNデータセンターに接続され、従来のMSNサービス
が提供される。このサービスは、近々に発表されるという正式運営に先駆け、「イン
ターネットプレビュープログラム」として開始するものだ。既に会員には電子メール
で連絡が行われており、申し込みも電子メールで簡単に行える。会員には申し込み後、
72時間以内にアクセス番号などが書かれたメールが届き、手続きは完了する。
 インターネットへの接続も、現在の接続料(月18ドル/月2時間まで、以降1時間12
ドル)以外は一切かからない。接続は、アナログ28.8K、ISDN同期64Kbpsをサポート
する。回線数も4日の時点で、従来の倍の回線数になっており、今後も増やしていく
予定とのこと。
 日本のマイクロソフトは、このインターネットへの接続を機に、日本MSNの会員数
を今後6ヶ月で50万人、1年後には100万人の会員を見込む。従来のパソコン通信を主
体とした運営から、インターネットへシフトし、今後力を入れていく方針だ。
[Reported by junko@impress.co.jp]

(96年3月5日)