[木曜コラム]
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アプリケーションのHTML対応に期待
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  先日、米国マイクロソフト社のサーバーに「Internet Assistant for Microsoft
Excel」の試用版が公開された(http://www.microsoft.com/msexcel/)。これは、
Excel95にアドインすることで、作った表をHTML化してWWWブラウザーで読めるファイ
ル形式に変換してくれるソフトウェアである。別の言い方をすれば、ExcelをHTMLエ
ディターに変身させるソフトでもある。
  また、マイクロソフト社以外のソフトウェアメーカーもHTML化には力を注いでいる。
たとえば、現行商品であるジャストシステム社の一太郎6.3や、ロータス社のワード
プロもHTML形式でファイル保存する機能をすでに持っている。とくに、一太郎の次期
バージョンでは、さらにインターネットとの親和性を強化すると聞いている。

●誰でも簡単にホームページが作れる
  現在、インターネット上にホームページを持ちたいというニーズは、企業、個人と
もに大きい。先週も、1ページ9700円でホームページを作成受注するという会社が現
われ、新聞の一面に掲載された。上記したようなHTML化機能が、今後どのアプリケー
ションソフトにも搭載されることになれば、ホームページを作りたいというユーザー
には願ってもないプレゼントになる。なぜなら、いつも使っているアプリで作成した
ドキュメントが、プリンターに印刷するのと同様の簡単さでWWWのホームページにな
るからだ。凝ったものでなければ、業者に頼まなくとも自分で作成することもできる。

●イントラネット環境で真価を発揮
  しかし、本当に真価を発揮するのは、先週のこのコラムでも触れたイントラネット
環境で利用した場合だろう。たとえば、ある企業の広報担当者が自社製品のリリース
原稿を作成する場合を考えてみる。担当者は、自分が使っているワープロでいつもの
ように原稿を作成し、完成したらHTML化して自社のWWWサーバーに保存する。これだ
けの作業で、そのリリースは社内はおろか、世界中からも読むことができてしまう。
この劇的な効果は、自分のパソコンと、社内のLANと、インターネットがシームレス
につながっていることで実現される。

  インターネットの効能は当初、個人表現の拡大、またオンラインでの商取引などに
注目が集まっていたが、上記したような「生産効率の向上」というビジネスの基本的
な面でも機能し始めたことは喜ばしい。今後の各アプリケーションメーカーのインタ
ーネット対応に期待したい。
(編集長)

(96年3月21日)