[NETWORLD+INTEROP '96レポート] ---------------------------------------------------------------------------- 企業情報システムの中核となるエクスチェンジサーバー ビルゲイツの基調講演より ---------------------------------------------------------------------------- ■URL http://www.interop.com/ /article/960404/ni960402.htm 米国ラスベガスで開催されている、NETWORLD+INTEROP '96の2日目、マイクロソフ ト社CEOのビル・ゲイツ氏の基調講演が行われた。マイクロソフト社がN+Iでキーノー トスピーチを行うのは今年が初めてであり、しかもインターネットへの積極的な戦略 を明らかにした昨年秋から初めてのメジャーイベントでの基調講演となった。会場に は朝早くから多くの人がつめかけ、座りきれないほどの人が入り、立ち見も続出した。 N+I開催直前にSIPC(Simply Interactive PC)を発表したマイクロソフトだが、こ れに関する話も出るかと期待されたが実際にはまったく触れず、当日発売されたマイ クロソフトエクスチェンジ・サーバーの紹介とウィンドウズやインターネットエクス プローラーについてのプレゼンテーションが行われた。 マイクロソフトエクスチェンジはロータス・ノーツへの対抗ソフトとして開発され たグループウェア機能を提供するソフトウェアだ。ウィンドウズ95にはクライアント ソフトが付いているが、これまでは電子メールやファックスを送受信するためのイン ターフェイスとしてしか使われていなかった。今回発売されたエクスチェンジサーバ ーと組み合わせることで、グループウェア機能が付加されることになる。 ビル・ゲイツ氏によれば、エクスチェンジ・サーバーは「もっとも速く、大規模シ ステムから小規模システムまでをカバーし、信頼性があり、管理しやすく、メッセー ジング機能とグループウェア機能を持つ、インターネットにつながる企業システムを 構築できる」としている。 エクスチェンジサーバーはウィンドウズNTをプラットフォームとし、マイクロソフ トバックオフィスのサーバーソフト群の一つとして位置付けられる。複数人によるス ケジュール管理、電子会議、ワークフローの管理などのコラボレーションが可能にな る。高度なセキュリティやディレクトリーサービスの機能も備え、電子メール機能に ついてはインターネットはもちろん、さまざまなシステムとのコネクティビティも提 供する。 ビル・ゲイツ氏はさらに、マイクロソフトのメッセージングシステムにはエクスチ ェンジサーバー、情報のディストリビューションはインターネットインフォメーショ ンサーバー、情報の蓄積はSQLサーバーというように、企業がシステムを構築する際 の総合的なソリューションをウィンドウズNT上で構築でき、イントラネットおよびイ ンターネットコンピューティングを充実させることができると語った。 また、インターネットへのこれからの製品として、インターネットエクスプローラ ー3.0や、ウィンドウズ95の次バージョンのデモを行った。インターネットエクスプ ローラー3.0では、手元のハードディスクの情報、つまりフォルダーやファイルの情 報もブラウザー上で確認でき、ワードやエクセルのデータもブラウザーで編集できる ようになっていた。 さらに、ウィンドウズ95の次期バージョンでは従来のようなファイルやフォルダー の情報に加え、ドキュメントやグラフィックもエクスプローラーの内部で表示できる ようになっており、単一のユーザーインターフェイスで、すべての情報にシームレス にアクセスできる環境が提供されるとの構想を語った。 [Reported by kataoka@impress.co.jp] (96年4月4日)