[ニュース/イベント] ---------------------------------------------------------------------------- AppleがWWDCで、インターネットを中心とした新戦略を発表 ---------------------------------------------------------------------------- ■URL http://wwdc.apple.com/webcast/news/ http://product.info.apple.com/pr/press.releases/1996/q3/960513.pr.rel.wwdc.html http://product.info.apple.com/pr/press.releases/1996/q3/960513.pr.rel.internet.html 5月13日から米国カリフォルニア州サンノゼで始まった、米Apple Computer社のイ ベント「World Wide Developers Conference」(WWDC)において、同社CEOの Gilbert Amelio氏は、業績悪化が懸念されている同社の今後と、インターネット戦略 についての基調公演をおこなった。 まず、同社の機構改革の計画を述べ、社内をAppleSoft、AppleNet、Macintosh、 Advanced Technology Group、Information Appliances、Alternative Platforms、 Imaging、Apple Assistの8つの部門(正式名称は未定)に分けることを発表した。 同社の製品ラインアップについては、現行のラインアップを1年以内に半減するこ とを述べたが、噂されている低価格機の切り捨ては否定した。むしろ、最低実装RAM を、価格は据え置きのままで現在の8M(アメリカなどで標準)から近々12Mにひきあ げると述べ、低価格機の一層の競争力強化を打ち出した。 同社の次世代OS「Copland」については、Coplandの機能の一部をSystem 7.5に導入 したことと、コードネーム「Harmony」という暫定版のリリースが来年初頭にも行わ れる可能性を示唆した。 また、同社のインターネット戦略については、Amelio氏が概要を述べたあと、詳細 についてはインターネット担当の副社長Larry Tesler氏が講演を行った。その骨子は、 次のとおり。 ●Apple主導の下に同社のOpenDoc、QuickTime技術をもとにサードパーティーとの共 同で、オーサリング、クライアント、サーバー、コンテンツ作成に関する技術開発に 重点を置く。 ●AppleのInternet SuitであるCyberdogをいくつかのモデルにバンドルする。また、 Cyberdogの各国語版への移植を積極的にすすめる。その手始めは、この夏リリース予 定の日本語版。 ●Apple版のPippin Internetをアメリカで5月15日に発売開始し、$500端末市場に参 入。 また、Netscape Communications社からの公式発表は現在のところないが、同会議 の場で、Netscape社がOpenDocをサポートすることを表明したと発表された。 この講演の最後にカリフォルニアの生徒による子供向け開発ツール「Cocoa」の発 表とデモンストレーションが行われた。このツールはNetscape Navigatorのプラグイ ンとしてこの秋に正式リリースが予定されており、子供でもインターネット上でアプ リケーションを作成できるものである。 [Reported by yuy@Hawaii.Edu] (96年5月15日)