[イベントレポート] ---------------------------------------------------------------------------- 展示会「ケーブルテレビ'96」開かれる 東芝が非対称型ケーブルモデムを出展 ---------------------------------------------------------------------------- 池袋のサンシャインシティで「ケーブルテレビ'96」が、6月12日(水)から14日 (金)まで開かれている。会場は「ハードゾーン」というCATV関連の機器を展示して いる会場と、「ソフトゾーン」という衛星放送の番組関連の会場に分かれている。 富士通はシティテレビ中野と繋いで、パソコン上に、今放送されているテレビ番組 のメニューをWWWで表示し、選択するとパソコンでテレビ番組が見られると言うデモ を行っていた。これは、シティテレビ中野のビデオオンデマンドを使ったシステムで ある。 注目の非対称型ケーブルモデムは、東芝(上り2Mbps、下り8Mbps)が出品していた だけだった。モトローラ社は出展しておらず、ヒューレットパッカード社は模型だけ の展示で、実際に製品化されるのは来年の3月頃になるとのことだった。日本電気も 製品化は今年の終わり頃になりそうとのことだ。 東芝はアメリカ第2位のCATV事業者であるタイムワーナーケーブル社と共同で米国 でフィールド実験をしている。現在30世帯での実験が終わり、300世帯での実験を始 めるとのことで、9月には販売を開始する予定である。展示されていたケーブルモデ ムの大きさはパソコン用のモデムと同じ位であり、定価は7万円程度になるとのこと である。 東芝はケーブルモデムに対応するCATVセンター側の機器も展示しており、下り1チ ャンネル用の機器と上り1チャンネル(2Mbpsが4本とれる)用の機器に分かれていた。 CATV内の通信に独自のセキュリティをかけるとのことだ。東芝は、すでにタイムワー ナーからは5万台の受注を受けている。 他社の非対称型ケーブルモデムの開発が遅れているのは、下りの30Mbpsの制御が難 しいからだとの声が会場内で聞かれた。下りに30Mbpsが出る非対称型のケーブルモデ ムが出てくるのは、来年以降になりそうである。 [Reported by uesugi@impress.co.jp] (96年6月13日)