[ニュース]
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IBMとMicrosoftがサイバーモール業にそれぞれ進出
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http://www.ibm.com/News/ls9606121.html
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1996/jun96/eshoppr.htm

 米IBM社は6月11日、サイバーモール「World Avenue」をこの秋から開始すると発表
した。
 World Avenueは、顧客の嗜好や購買パターンを記録し、商店側がそのデータを元に
個別のマーケティングを行なうことができるという特徴を持っている。また、ユーザ
ーインターフェースの簡略化、セキュリティーに力を入れており、インターネット初
心者でも気軽に買い物が楽しめることを目指している。
 今年秋のサービス開始時には、20ほどの定評ある企業をテナントとして迎える予定
で、既に米国の婦人衣料大手「Express」とカナダの最大手の百貨店「Hudson's Bay」
が参加を表明している。
 また、米Microsoft社も同日、電子商取引システムの大手eShop社を買収したことを
発表した。これにより、Microsoft社は電子商取引用サーバーソフト開発への大きな
足掛かりを築いたといえるだろう。eShopは、昨年11月より、専用のブラウザーを利
用して各テナントを回りながらショッピングするタイプのサイバーモールを運営して
いる企業で、電子商取引における技術力に定評がある。
 Microsoft社によるeShop社の買収は、同社が現在開発中の電子商取引用の統合サー
バーソフト「Microsoft Merchant」の開発に拍車をかけ、機能強化を進めるとみられ
る。Merchantは、顧客管理や在庫管理を容易にすると同時に、6月3日に発表された
「Security Framework」を使用したセキュリティーの強化を特徴にしている。なお、
Merchantの評価版はこの8月に、製品版は今年の第4四半期に発表される予定である。
 コンピューター業界の大手2社の動きは、電子商取引関連企業および同業界に進出
をもくろんでいる企業の動向に少なからぬ影響を与えることであり、今後の実際のサ
ービス稼働、ソフトウエアの発表に注目したいところである。
[Reported by yuy@Hawaii.Edu]

(96年6月14日)