[イベントレポート]
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ケーブルテレビ'96続報
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 先週の記事において、「非対称型ケーブルモデムは東芝が出品していただけだった」
と報じたが、それを訂正し、続報としてお伝えしたい。
 モトローラの非対称型のケーブルモデムが住友電工のブースに参考出品されていた。
端末型ケーブルモデム「CyberSURFR」とCATVセンター側の機器「Cable Router」であ
った。
 パイオニアは、上り4Mbps、下り30Mbpsの非対称型ケーブルモデムの動くプロトタ
イプを出品していた。当初は上りは1.5Mbpsであったが、今回の試作では4Mbpsで行な
い、変調はかけていないとのことである。上りの伝送速度に関しては、今後検討して
いくとのことである。センター側の機器はまだできていない。
 ヒューレットパッカード社(HP)の非対称型ケーブルモデム「QuickBurst」に関し
ては、当日の説明員によると「模型のみ」とのことだったが、これについて補って
おこう。HPのケーブルモデムには、セキュリティー対策(盗聴防止)としてDES(秘
密鍵暗号方式)が入れてある。ところが、DESは国防総省の輸出禁止品になっており、
DESのチップが載ったボードは輸出できない。このため、模型だけの展示になった様
である。アメリカではフィールド実験が始まっているが、正式出荷時期については未
定。日本での発売はDESの問題が解決してからになり、来春以降になりそうである。
 三双電気が、対称型と非対称型を自動的にコントロールできるケーブルモデム「ア
レクソンCM-1」を出品していた。97年春に5万円以下で発売予定である。下りが2Mbps、
上りは64Kbpsか2Mbpsであり、非対称型にした場合には6MHz帯域に13本入れられる。
但し、センター側の機器は5本に1台(500万円程)必要となるので、13本使うと3台用
意する必要がある。
[Reported by uesugi@impress.co.jp]

(96年6月18日)