[ニュース/サービス]
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サーブレスが7月末からインターネットによる楽曲販売を正式に開始
1曲100円程度で16bit/44.1KHzのCD並み音質を実現
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http://www.cerberus.co.jp/

 サーブレス・ジャパン社が、インターネットを使用した音楽作品の販売を今月末か
ら開始する。同社は英国で設立されたCerberus Sound+Vision Ltd.(CSV)の日本法
人で、他に米国とブラジルに現地法人がある。
 本誌95年12月27日号でも報じたように、同社は昨年末から無料の試聴サービスを行
なっていた。今回の有料サービス開始と同時に、各国の著作権管理団体への著作権料
の支払いが行なわれる。英国ではすでにMechanical-Copyright Protection Society
(MCPS)との契約が完了しているが、日本の音楽著作権協会(JASRAC)や米国のThe
Harry Fox Agency(HFA) とは、正式契約に向けて交渉中とのことだ。
 JASRACとは基本的な合意ができており、正式契約までは英国の著作権使用料(楽曲
販売価格の10%または日本円10円のうち、高額の方)を参考にサーブレス・ジャパン
が著作権料をプールしておき、正式契約時に差額を含めて支払いを行なうという。
 作品を購入するには、専用のフリーウェア「CDJプレーヤーソフト」が必要だ。プ
レーヤーのダウンロード時に住所やクレジットカード番号を登録する必要があり、暗
号解読のための個別のIDがプレーヤー本体に割り当てられる。楽曲データは暗号化さ
れた上で送信されるので、登録済みのプレーヤーでなければ聴くことができない。そ
のため、不法コピーが防止でき、著作権が保護できるという。なお、このプレーヤー
はWindows版で、Macintosh版のプレーヤーも開発中だがリリース日程は未定とのこと
だ。
 データ量は1曲3MBから5MB前後。販売価格は各アーティストが決定するが、1曲あた
り100円程度になる見込みだ。音声データの圧縮方式にはMPEG layer3を採用し、デー
タ量を約12分の1に圧縮している。編集部でダウンロードして試聴したが、RealAudio
やTwinVQなど他の音声圧縮技術と比較してもかなりの高音質といえるだろう。
 料金の支払いは、クレジットカード決済で行なわれる。これにはCerberus Sound+
Vision Ltd.が開発した「CERCURE」システムを利用する。使用できるカードは、UC、
Master、VISAの3種類だ。
 現在日本のサーバーには、インディーズ・レーベルのアーティストを中心に約
2,000曲のデータが収録されている。また同社は、国内の大手レコード会社とも交渉
を進めており、プロモーション目的の楽曲販売が行なわれる可能性もあるとのことだ。
[Reported by takasaki@impress.co.jp]

(96年7月9日)